インタビューシリーズ Episode 1012

イタリア技術研究所(イタリア)博士後期課程学生
アダルベルト・カミサッカ博士

イタリア技術研究所の博士後期課程学生のアダルベルト・カミサッカさんが、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターを訪問し、約3ヶ月間同センターの研究者と共同研究を行いました。

自己紹介をお願いします

イタリア技術研究所(IIT)のアダルベルト・カミサッカといいます。シルビア・ジョルダーニ教授の研究グループに所属している博士後期課程の学生です。ジェノバにあるIITに来る前は、ローマ・ラ・サピエンツァ大学で化学工学とナノテクノロジーを学んでいました。

IITはイタリアで最も有名な研究所で、世界でも有数の研究所です。インパクトファクターが高い学術雑誌に多数の論文を投稿し、有名な学術雑誌ネイチャーが選ぶ2012年-2015年世界の研究施設・大学トップ100にも選ばれました。イタリア国内の11の研究所と連携しており(トレント・ミラノ・トリノ・ピサ・ナポリ・ローマ・レッチェ・フェラーラ)、アメリカのMITとハーバード大学に研究拠点を設置しています。

最近の研究テーマは何ですか?

カーボンナノオニオンを基に新規バイオイメージングとドラッグデリバリーシステムの開発をしています。このカーボンナノ材料を合成・機能化して、バイオメディカルイメージングや癌の診断・治療に使用できる新規イメージングプローブと診断装置を作ることです。

なぜ科学者になろうと思ったのですか?

修士課程でナノテクノロジーを学んでいるときに、研究を続けたいと思うようになりました。ナノテクノロジーのような、世界に大革命を起こすことができるような研究に携わることができて、とても充実した日々を過ごしています。研究者の毎日は新しいチャレンジの連続で、問題や課題に対する理解をより深めて解決策を追求していくことが、研究を続けていくことのモチベーションとなっています。

イタリアでの生活について教えてください

私はローマで生まれ育ちました。歴史を感じるとても美しい町です。IITの博士課程に進学するため、昨年イタリア北部にあるジェノバに引っ越してきました。ジェノバでは、研究室でメンバーとともに過ごしていることが多いです。

留学を考えている東洋大生にメッセージをお願いします

留学はぜひしたほうがいいですね。とてもいい経験になります。海外の研究者と知り合いになり、アイデアや意見の交流ができるようになれば、研究者としてとても成長できます。それに海外で生活することで、新しい文化を経験することもできます。

 

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