インタビューシリーズ Episode 1010

インド工科大学デリー校 研究員
サクシ・ダネカル博士

インド工科大学デリー校の研究員サクシ・ダネカル博士が、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターを訪れ、共同研究を実施しました。

自己紹介をお願いします

こんにちは。私はサクシ・ダネカルといいます。インド工科大学(IIT)デリー校のCentre for Applied Research in Electronics(CARE)のINSPIREのメンバーとして、インド政府のプロジェクトの「ナノ材料を使用した水中バクテリアの検出」に関する研究を進めています。私は専門が電気・材料科学なので、バイオ検出の研究者やグループとの共同研究を行っています。

IITデリー校は、世界でも有数の研究機関で、世界トップレベルの研究者になるために厳しい選抜試験を通過した学生が学んでいます。また、IITデリー校の教員・研究者もすばらしい経験や知識を持ち、学生の教育にも力を入れています。

最近の研究テーマは何ですか?

私は、シリコンや金属酸化物のナノ構造を使って水中の大腸菌の光学的・電気的検出や、同様のナノ構造を使った揮発性有機化合物やガスなどの化合物検出に関して研究を行っています。それ以外にも、MEMS、MOSFETや両極性半導体などに関して研究しています。

なぜ研究者になろうと思ったのですか?

革新的なアイデアを考え出し、それをスムーズに形にすることは研究者としての使命です。研究は社会のニーズと直結しているので、研究者は社会に何か必要なのかを理解して、できる限り早く問題の解決法を提供するべきだと私は考えています。研究者として、新しいアイデアや技術を社会に還元したいと考えています。

インドの生活について教えてください

インド工科大学には、研究と開発を進めるために必要な明確なシステムと最新の施設が整備されており、研究者にとってはとてもすばらしい環境です。国内各地から集まった同僚や学生は、みんな優秀で様々な分野の知識を持っています。ご存知の通り、インドは多種多様な文化が交わる国です。異なる分野の専門家や研究者と交流できることはとても刺激的です。

BNERCでの研究はいかがでしたか?

BNERCでは、新しいアイデアや知識を得ることができ、すばらしい研究を行うことができました。私の研究分野は材料科学と電気なので、生物学とエレクトロニクスとの境界領域の実験を行いたいと思っていました。BNERCのチームの暖かい歓迎を受け、情報や意見の交換・実験ができ、研究を続けるということは学び続けるということを実感できる時間を過ごすことができました。

研究者としての夢は何ですか?

私は現在、微生物を検出するための低コストなポータブルバイオセンサーを開発したいと考えています。安価なバイオセンサーが商品化できれば、上水道が整っていない地域で水の安全性を確認することができます。
将来的には、社会の発展に役に立つような研究を続けていくことです。

 

 

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