INIADcHUB坂村健機構長が瑞宝中綬章を受章

坂村機構長

2024年11月3日、令和6年秋の叙勲の発表があり、本学INIADcHUB(情報連携学学術実業連携機構)の坂村健機構長が瑞宝中綬章を受章されました。

東京大学名誉教授でもある坂村機構長は、2017年から東洋大学情報連携学部教授、並びに同学部長に就任し、2024年4月からINIADcHUB(東洋大学情報連携学学術実業連携機構)機構長を務めています。また、同年本学は坂村機構長に東洋大学名誉教授の称号を授与しています。

【関連情報】
2023.10.27 | 情報連携学部・坂村健教授率いるプロジェクトチーム:TRONリアルタイムOSファミリーがIEEEマイルストーンとして認定―ブロンズ銘板が授与されました

1984年に坂村教授の下で、コンピュータ・アーキテクチャのプロジェクトチームとそのパートナー企業によって、TRONプロジェクトが開始されました。これは今でいうIoT環境が一般化した時代を見据えて、組込みシステムの効率的な開発環境を確立するための、当時としては珍しいオープンイノベーション型のプロジェクトでした。この開発環境の中核として企画研究され開発されたのが「TRON リアルタイムOSファミリー」で、このOSは広く使われ、現在も改良され進化し続けています。その成果の一つμT-Kernel 2.0の仕様はIEEE規格(2050-2018)に採用されています。 この功績が評価され、2023年6月に、坂村教授が率いるプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEにより、IEEEマイルストーンとして認定を受けました。

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