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【著作紹介】眠れなくなるほど面白い 図解 物理でわかるスポーツの話

[2018年11月更新]

眠れなくなるほど面白い 図解 物理でわかるスポーツの話

著者:望月 修(理工学部生体医工学科 教授)
出版社:日本文芸社
出版年:2018年9月発行
価格:750円+税
ISBN:9784537216202
所蔵状況を確認する

内容:
「100メートル走で人類の限界は9秒21?」「サッカーでコーナーキックをうまく決めるヘディングの角度とは?」「巨漢力士はテコの原理で持ち上げろ!」「走り幅跳びで観客の手拍子は果たしてプラスに働くのか?」「バスケで3点シュートを決める方法」「スキージャンプ、究極のムササビ飛行?」「理想的な泳ぎ方とは?」ーー全44のスポーツ、運動を物理で読み解く。スポーツの見方が変わる!記録がのびる、勝てる方法がわかる!そして観戦が100倍楽しくなる1冊!

日本文芸社の紹介ページ

 

教員メッセージ

 これまでは自分の才能である程度の記録を出せた人が、成長とともに成績が振るわなくなることがあります。変化する体に応じてやり方を変えるべきなのに、過去の成功体験に引きずられて、変えたくてもどうしたら良いか困っている人も多いことでしょう。先人たちの助言も彼らの経験で培ってきたものであって、それを言葉にして伝えても相手にはそぐわないことが多いために、頑張れとか根性を出せといった精神論が多くなってしまいがちです。もっと自分のスポーツを物理的に理解し、具体的目標値を設定し、それに向かって練習する時代がやってきています。こうすることによって鍛えた筋力を有効に使い、また使う道具の特性を理解することで今までとは違う自分独自のやり方を生み出せるかもしれません。

 本書からスポーツと物理が密接に結びついていることに気づいてもらい、自分のしているスポーツに活かして、壁を乗り越えてもらえればよいと思います。

 

[著者] 望月 修(モチヅキ オサム)

望月 修先生

1954年、東京生まれ。
北海道大学工学部卒業後、82年に北海道大学大学院・博士後期課程修了。
名古屋工業大学助手、北海道大学工学部講師を経て、87年から同大学助教授に。
現在は、東洋大学理工学部教授。日本機械学会フェロー、日本流体力学会フェロー。1980年代後半に、スキージャンプ日本代表チームの依頼で飛行姿勢の解析に取り組み、以来、流体工学とスポーツの研究に従事。著書に『オリンピックに勝つ物理学』(講談社ブルーバックス)などがある。

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