introduction
京北幼稚園について
本園が目指す教育
京北幼稚園は、1905(明治38)年に、東洋大学の創立者である井上円了博士が、生涯教育の中でも特に人格の基礎を形成する幼稚園教育の重要性を説き、創設されました。以来、本駒込の地で120年にわたり教育活動を重ね、3,000名超の子どもたちが巣立っています。
2024年4月には、東洋大学附属園として新たな一歩を踏み出しております。
創立120年を迎えた本園の歴史に、教育「5つの柱」を中核とした保育の展開を重ね、大学との連携を力に、幼児期の子どもたちの豊かな学びの環境を創造してまいります。
学校法人東洋大学理事長あいさつ
1887(明治20)年に東洋大学を創立した井上円了博士は、人格形成の基礎として幼稚園教育の必要性を重視し、1905(明治38)年に文京区本駒込の現在地に京北幼稚園を設立、自ら園長として幼児教育にあたりました。
2024年度から京北幼稚園は東洋大学の附属園であることを明確にし、東洋大学との連携を図りながら教育活動を強化しております。
何よりもお子様の安心・安全に留意した環境を整備・充実させ、皆様の期待に応えていきたいと考えております。
学校法人東洋大学 理事長
安斎 隆
園長あいさつ
東洋大学附属京北幼稚園は、本年創立120年目を迎えました。
教育「5つの柱」を中核に据え、幼児期の子どもたちがのびのびと楽しく学び、健やかに成長していくことのできる温かな保育環境として、地域の皆さまに愛され、今日を迎えております。
本年は、1,600冊を超える蔵書を備えた図書館や日々の自然観察を楽しめる菜園の整備を進めるなど、子どもたちの探究活動を促進し、幼児期の子どもの成長を支援する先進的な実践を展開してまいります。また、大学附属園として大学との一層の連携強化を図るとともに、昨年度開始した長時間預かり保育事業の日数増と保育内容の充実により、保育機能を高める取り組みを進めてまいります。
保護者の皆様とともに、子どもたちの未来の基盤となる幼児期の豊かな育ちをていねいに見守ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
東洋大学附属京北幼稚園
園長 中原 美惠
本園をとりまく環境
本園は文京区の閑静な住宅地の中にあり、園舎は採光をふんだんに取り入れ、木のぬくもりや心休まるあたたかな雰囲気が感じられるように設計されております。
土・砂地で園児が安全に活動できるようにした園庭は、樹木で囲まれた自然あふれる公園のようです。園庭の一部にはミニ農園を設けて農作物の成長を観察したり、収穫の体験を楽しんでいます。
ホールの屋上には、人工芝を敷き詰め、陽光のふりそそぐスペースを確保。遊びやゲームを楽しんだり、時にはランチタイムを設けることもあります。
別棟には図書館を設置し、読書や読み聞かせなどの保育活動に加えて図書の貸し出しを行っています。幼児期に良書に触れることで豊かな感性を育みます。
- 園舎
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うすいピンクに塗装された2階建て園舎で、内部は木という素材をいかした温もりが感じられる造りになっています。また、特に室内に自然光がふんだんに入るよう設計されています。
1階 一般保育室、ホール、応接室、職員室
2階 一般保育室、園長室
- 園舎ホール
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園舎の1階奥にあり、床には天然木材を使用して安全を重視し、園舎との統一感を出しています。
ホールの屋上は人工芝を敷き詰め、園児が遊んだり展望したりできるようになっています。
- 図書館
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7角形の中2階建てで、園舎2階の渡り廊下からと園庭かららせん階段を昇って図書室に入ります。幼児向けの図書がずらりとならんでいます。
- 園庭
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土と砂を敷き詰めています。砂場、遊具、ミニ農園があり、公園風の造りになっています。ミニ農園では、季節ごとに作物の収穫を楽しんだり、飛んでくる昆虫の観察などをしています。
正課英語
4歳児(年中組)・5歳児(年長組)は4月から、3歳児(年少組)は9月から始まります。
正課体育
発達年齢に適合したカリキュラムにもとづき、園児の運動能力の向上を図っています。
課外保育プログラム
※実施日、授業料等については変更になることがあります。
- 英語教室
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月曜日に課外英語教室(ECC ジュニア)を実施しています。
レッスン時間は午後2時20分から午後3時20分です。
日本語の習得と同様に、幼児期から英語に慣れることで自然と英語を聞きとる力が身につきます。 - 体育クラブ
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木曜日に4歳児(年中組)は午後2時から3時まで、5歳児(年長組)はクラス担当教員が1時間お預かりした後、午後3時から4時まで体育クラブを実施しています。
正課体育を担当している株式会社こども体育研究所の専門講師が担当します。
基礎体力を身に付けたりコミュニケーション能力を向上させるなど、心身の成長にとても効果的です。 - 書道教室
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金曜日に年長組の保育室でプロ書家による毛筆書道の指導を実施しています。月に1回は硬筆の指導も実施しています。
ひらがなを中心に、筆順・字形・筆遣いはもちろん、静かに落ち着いて文字を書くことで集中力を高めることができ、文字に親しむことで本に対する興味が芽生えたり、新しい漢字を覚えることへの抵抗感も少なくなります。
預かり保育について
「預かり保育」とは、通常の保育時間外に在園児を対象に行う教育・保育活動です。
本園では「プレイランド」という呼称で実施しています。
実施日 |
月・火・水・木・金曜日 ※長期休暇中も実施いたします。年間の実施日は在園者にお知らせいたします。 |
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実施時間 |
午前8時~午後6時 (通常の保育時間を除く) |
保育料 |
午前8時~午前9時 保育料500円/1回 午前11時30分~午後2時 保育料850円/1回 ※水曜日のみ。 午後2時~午後4時30分 保育料850円/1回 ※おやつ代を含む。課外保育後の場合は600円 午後4時30分~午後6時 保育料600円/1回 ※おやつ代を含む。 ※別途、定期利用者のための月額料金を設定しています。 ※長期休暇中は料金体系が変わります。 ※保育の必要性がある2号または3号認定を受けている場合は、無償化の対象となります。(上限11,300円/月) |
活動内容 |
図書館に集合して出席点呼後、室内遊び、おやつ、園庭・園舎内施設(課外保育活動に支障の生じない範囲)での自由遊び等をします。 |
沿革
1905(明治38)年 | 創立者井上円了は、人格形成の基礎作りとして幼稚園教育の必要性を重視し、文京区本駒込の現在地に京北幼稚園を創設、自ら園長として幼児教育にあたった。 |
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1956(昭和31)年 | 竣工した園舎は、採光・色彩・衛生・避難設備など幼児教育にふさわしい配慮がなされていた。 |
1969(昭和44)年 | 斬新なデザインの7角形、鉄筋コンクリート中2階建ての図書館が完成した。 |
1986(昭和61)年 | 学園の諸施設を効果的に活用することをはかり、昭和63年から学園の温水プールを使用して、水泳指導を実施した。 |
1988(昭和63)年 | 園舎の老朽化が進み、学園の創立90周年記念事業の一環として、新園舎の建築が決定し、完成した。 |
2005(平成17)年 | 京北幼稚園創立100周年記念式典が盛大に挙行された。 |
2011(平成23)年 | 学校法人東洋大学と学校法人京北学園が合併して学校法人東洋大学の設置校となる。 |
2024(令和6)年 | 園の名称が「東洋大学附属京北幼稚園」へ変更になる。 |
井上円了と園児たち (明治38年創立の頃)
(画像拡大)
100周年式典 (平成17年9月)
園基本情報
創立 | 1905(明治38)年 3月14日 |
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校地 | 約1,519平方メートル |
建物 | 園舎763平方メートル、図書館37平方メートル |
園長 | 中原 美惠 |
教職員 | 専任教諭 8名 非常勤教諭 3名 事務職員 1名 |
定員 | 年長児 35名 1学級 年中児 35名 1学級 年少児 35名 1学級 合計 105名 3学級 |