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第7回「現代学生百人一首」入選作品

入選おめでとうございます!!

応募総数 23,549首の中から選ばれた入選作品をここに発表します。たくさんのご応募ありがとうございました。
なお、学校全体で「現代学生百人一首」に取り組まれ、多数の優れた応募作品がある学校に贈呈します「学校特別賞」は下記の5校に決定いたしました。

  • 埼玉県 県立浦和東高等学校
  • 埼玉県 県立寄居高等学校
  • 東京都 京華商業高等学校
  • 愛知県 光ヶ丘女子高等学校
  • 福岡県 県立須恵高等学校

「現代学生百人一首」へのご感想等は、東洋大学広報課 mlkoho@toyo.jpまでお寄せ下さい。
過去の「現代学生百人一首」入選作品については過去の入選作品をご覧ください。

入選作品(作品は都道府県別に北から並んでいます)

「ただいま」と言いつつ自分で「おかえり」と言う弟はカギッ子歴二年

北海道 北海道札幌稲雲高等学校 3年
大空 結花

ひとりきり家にいるのはさみしいと母のつぶやく日暮れのガス台

北海道 北海道札幌稲雲高等学校 3年
鈴木 七実子

弟と相撲を取って驚きぬ確かな手応え弾ける力

北海道 北海道札幌稲雲高等学校 3年
藤山 剛

兵隊のあやつり人形片腕をもがれたままで遠くを見てる

北海道 北海道名寄農業高等学校 1年
伊藤 健悟

カズが飛びラモスが燃えた2次予選負けても夢をいっぱいくれた

北海道 函館ラ・サール高等学校 3年
市田 勝

トラックに乗って売られて行く牛の瞳に写る灰色の空

北海道 北海道稚内高等学校 1年
長山 寿子

酪農をしていた頃を思いつつ牛舎跡地に降る雪を見る

北海道 北海道稚内商工高等学校 1年
井上 和真

刈り終えた牧草高く積み上げて母はトラックのハンドル握る

北海道 稚内市立抜海中学校 3年
尾森 早苗

この街でずっと暮らしてゆきたいと二十歳の決心親には告げず

北海道 北海道大学 2年
清和 泉

「しゅんしゅん」とやかんなる音包丁の音母のつくりだす不思議なリズム

岩手県 県立岩泉高等学校 3年
佐々木 優子

あふれ出るほどの気持ちを持ちながら字足らずの我言葉にできぬ

岩手県 県立岩泉高等学校 3年
藤田 真里子

軽やかにステップ宙へ高く飛びバーを背にして空の広がる

岩手県 県立花北商業高等学校 2年
佐々木 朋美

制服をクリーニングに出そうかと手をかけ気付く冬期講習

岩手県 盛岡大学附属高等学校 1年
国枝 愛香

「勉強もそれだけやれば一番ね」ファミコンする背に今日もとぶ声

山形県 山形市立第十中学校 1年
岸 豪

塀越しの無花果の葉の頬に触れ夏の到来まもなきを知る

茨城県 盲学校高等部理療科 2年
大里 晃弘

通学路いつもと同じ道だけどシャツの白さが景色を変える

群馬県 桐生工業高等学校 2年
森田 ひふみ

秘められた可能性さえ探せずに時がせかせる進路選択

埼玉県 県立浦和東高等学校 3年
桜井 香

夕焼けに心も染まる帰り道駅の階段一段抜かし

埼玉県 県立小川高等学校 2年
北堀 由理子

オニヤンマ秋の教室に視線集め四方に飛んで窓にぶつかる

埼玉県 県立越生高等学校 2年
加藤 篤

あかあかと日暮れの中へ溶けながら家路へかける子供が二人

埼玉県 県立越生高等学校 2年
飛沢 美紀

追いかけてみてもとどかぬ夢ばかり腕枕して音楽を聞く

埼玉県 県立坂戸西高等学校 2年
田代 勝彦

一階(した)にいる家族の様子うかがって「今だ」とかける内緒の電話

埼玉県 県立寄居高等学校 3年
小松崎 園子

原爆の恐怖がおそう一瞬を黙して語る止まった時計

埼玉県 県立寄居高等学校 2年
浅見 由子

銀閣のもみじ葉照らす秋の陽に向月台の白砂かがやく

埼玉県 県立寄居高等学校 2年
加藤 修央

文化祭クラスみんなでうちならす大江戸太鼓空をゆさぶる

埼玉県 県立和光高等学校 1年
菅戸 郁枝

戦いに夫(つま)を亡くして五十年足萎(な)えし祖母小店を閉じぬ

埼玉県 埼玉大学 4年
森 佐保

頬染めてひたむきにペダル漕ぐ君を通学バスの窓隔て見る

千葉県 県立千葉大宮高等学校 1年
斉藤 陽克

学校の窓から見える屋根屋根が寄せくる波に見えた夏の日

千葉県 県立成田北高等学校 1年
三輪 智子

ワープロがうちにも来ると知った夜眠い目こすって解説書を読む

千葉県 県立成田国際高等学校 1年
橋本 尚志

くすくすと笑ってふとんにもぐりこむよき夢を見し春の日の朝

千葉県 県立東葛飾高等学校 1年
棈松 沙織

春深く君と並んだあの時の壁の手触り右手に残る

東京都 穎明館高等学校 1年
木下 勝彦

洗っても洗ってもおちぬ手のひらを必死におとす実習工場

東京都 都立蔵前工業高等学校 3年
大平 祐一

カーテンのすそにとまりしててんとう虫海にこぎだす小舟のごとし

東京都 京華商業高等学校 3年
長谷川 秀樹

「おはよう」と気のいいおばさん声をかけ雨の朝市さわやかさ増す

東京都 駒沢学園女子高等学校 1年
大坪 美紀

ゴミ袋半透明になる前に捨ててしまおうあなたへの手紙

東京都 桜丘女子高等学校 3年
石原 由香

誰からと聞かれて困るこんな時鳴るなと願うポケベルの音

東京都 桜丘女子高等学校 1年
関口 恭子

きびしいな三者面談終えたあと口もきけない親子関係

東京都 専修大学附属高等学校 1年
岡田 範之

わたしたち難聴だけどくじけない手話で通じる言葉の重み

東京都 立川ろう学校高等部 1年
木島 梓

受験前推薦決めた友を見る祝福八割嫉妬が二割

東京都 東京農業大学第一高等学校 3年
大川原 英毅

「車ってセクシー」なんて背のびして言ってみたいな十七の夏

東京都 明治学院高等学校 2年
木村 美春

留守電の無機質な音のすぐ後にふきこめるだけの心ふきこむ

東京都 明星高等学校 2年
岡部 陽助

この僕もドラマのようにややこしい恋をいつかはするんだろうか

東京都 開成中学校 3年
上嶋 裕樹

縁側で麦茶の氷われる音猫がぴくっと耳を動かす

東京都 日大豊山中学校 2年
吉田 卓史

「向こう見ず」そんな言葉は今や死語穏和で保守的我も友らも

東京都 慶応義塾大学 4年
髙原 紀子

ひそかなる心弾みに手をとりぬフォークダンスに巡り来し君の

東京都 専修大学 4年
山代 徹

言い様も無き恐怖感最終の面接落つる夢に目覚めぬ

東京都 東京女子大学 4年
木村 美月

死体からとった組織をスケッチする我らにどんな死が待ちうける

東京都 東京女子医科大学 3年
河野 真理

父母の汗と涙を引き落とすキャッシュカードはかくまで薄し

東京都 東洋大学 4年
佐々木 猛

魚・珊瑚手に触れ泳ぐこの海に人間魚雷沈みしと聞く

東京都 東洋大学 3年
寺田 貴美代

「お父さんみたいな人なの」それだけで父の真顔がちょっとくずれる

東京都 昭和女子大学短期大学部 1年
小野寺 由美子

予備校も惰性で通う日を重ね燃えない見えない鬱の青春

東京都 一橋学院
上本 道成

電話越し喜び伝え涙ぐむ「淋しくなるな」父の一言

神奈川県 神奈川大学附属高等学校 3年
志田 久美

手をのばし逆転トライを決めた君夕日に映える背番号4

神奈川県 神奈川大学附属高等学校 2年
平野 里由子

知覧さえ知らずに育ったこの私平和の文字をまたかみしめる

神奈川県 東横学園大倉山高等学校 2年
大澤 寛子

「…かもしれない」断定形を好まない吾(あ)の口癖に気付いて二十歳(はたち)

神奈川県 関東学院大学 4年
湯本 裕子

記念すべき20回目のバースデー年金払えと通知が届く

新潟県 新潟大学 2年
関川 聡

ブロックをされたボールが床に落ち三年間の涙と転がる

富山県 高岡竜谷高等学校 3年
青木 和江

君からの遠距離FAXやわらかい小さな文字が俺を待ってた

富山県 県立富山ろう学校高等部専攻科 2年
谷井 徹夫

学生のあいだが花と口ぐせの母親けさも出勤したり

石川県 珠洲市立三崎中学校 3年
室谷 亜希子

遠き富士揺らすごとくにすすき揺れ眼下に湖は静もり光る

長野県 諏訪実業高等学校 2年
小岩 由美

豪雪の僕らの村の郵便夫いくつもの夢を届けて回る

岐阜県 県立大垣工業高等学校 1年
小寺 純一

山川にすいかしずめて待つ子らに木々の緑が影をさしだす

静岡県 県立藤枝西高等学校 1年
長澤 恭子

爪跡は今も残るに若者は今を楽しく遊ぶ長崎

静岡県 横須賀高等学校 2年
武田 浩一

部活終えさよならの声こだまして稲穂を染める秋の夕焼け

静岡県 浜北市立麁玉中学校 3年
村松 早苗

スーパーのタイムサービスうれしくてふと手がのびてつい買いすぎる

愛知県 同朋高等学校 3年
中野 香織

くるくると人形おどるオルゴール祖母のおもかげ音にのこして

愛知県 光が丘女子高等学校 1年
水流 園枝

ピカソの絵に話しかけている老人を彫刻の森の景色として撮る

愛知県 安城市立安城西中学校 3年
大屋 達寛

原宿の店立ち並ぶ通りにも小さな雑草息づくを見る

愛知県 安城市立安城西中学校 3年
坂野 佳子

赤とんぼかかしの肩でひと休み大きな目の玉くるくる回す

三重県 セントヨゼフ女子学園中学校 1年
前川 愛

「あえるかな」トンネルの中髪なおすまもなく君の待つ駅に着く

京都府 京都成安女子高等学校 2年
山本 千津

廃駅舎小さき花壇残されて咲きつぐ花の世話人のあり

京都府 南京都高等学校 1年
寺本 和生

答案を見せて喜ぶ母親に学年平均なかなか言えず

大阪府 府立四条畷高等学校 2年
中谷 恵美

週一度やさしい父の顔を見る単身赴任は疲れませんか

大阪府 樟蔭高等学校 2年
嶋岡 早苗

おそかった一つのずれに気がついたマークシートの解答用紙

大阪府 初芝富田林高等学校 1年
大山 智司

「元気でな」トーンが低い父の声まぶたが熱い帰寮の朝

大阪府 PL学園高等学校 2年
山岸 貴子

昨日までここに笑顔があったのに嫁いだ姉の部屋にたたずむ

大阪府 泉大津市立誠風中学校 1年
吉田 久美

けんかして今夜も気まずい夕御飯母の正論親父の説教

兵庫県 県立香寺高等学校 2年
木村 千里

夕暮れの田んぼのなかを一列に並んで帰る黄色い帽子

兵庫県 県立香寺高等学校 1年
三島 小百合

受験前声をひそめる父母のその気づかいがよりプレッシャー

兵庫県 県立姫路商業高等学校 3年
高徳 めぐみ

手をつなぐタイミングさえつかめずに少し離れて歩く公園

兵庫県 県立三木東高等学校 3年
松本 真由己

春の日の風にゆられた黒髪に素敵な恋の始まる予感

兵庫県 湊川女子高等学校 3年
足立 水保

出掛けぎわ目でうったえる愛犬よ許して電車の時間が迫る

兵庫県 湊川女子高等学校 3年
森林 芳

太陽の匂いをまとうTシャツをとりこむそうね主婦もいいかも

兵庫県 神戸大学 3年
上垣 晴子

母とともに草を抜きたる庭すみのキュウリ実らず寒き夏去る

岡山県 清心女子高等学校 3年
武田 真由美

通り雨止むまで二人間がもたず足踏みしたり空見上げたり

広島県 福山暁の星女子高等学校 2年
元木 愛子

高原にうつぶせになり手を広げ地球を抱いたと思う春の日

山口県 県立下関第一高等学校 2年
高下 真帆

逃げだせぬ入学試験教室の隅『非常出口』が気になっている

徳島県 県立池田高等学校 3年
大西 文子

懇談ではじめてばれる成績表静かに笑う横目がこわい

徳島県 県立富岡西高等学校 2年
林 由美子

足あげて照れるもうれし阿波踊り風のリズムを体に刻む

徳島県 徳島文理中学校 3年
仁田 麗子

トロンボーン力の限り吹く手にも暑さがしみる野球応援

香川県 観音寺商業高等学校 3年
永易 夕佳

数学の難問母に教わって返してもらったペンのぬくもり

香川県 観音寺商業高等学校 2年
川崎 康代

動乱の世を駆け抜けた英雄の教科書の中の凛とした顔

香川県 高松高等学校 2年
松岡 剛司

ラジカセは持ってきたけど使わない川の流れる音が優しい

愛媛県 松山盲学校高等部 3年
山下 純

普賢岳おじを奪った憎い山突然の事故に涙が涸れた

福岡県 県立須恵高等学校 2年
栗須 陽子

ジャンパーを椅子に着せさせTVつけレンジに入れる冷たいおでん

大分県 県立大分舞鶴高等学校 2年
西原 正芳

皮肉にも野手の間に落ちる球これで僕らの夏も終る

大分県 県立国東農工高等学校 3年
渡邉 諭

書いては消し余白の残る答案に秋陽まばゆい窓際の席

大分県 県立中津南高等学校 1年
末吉 誠

ゴツゴツと節くれだちたる父の手よこの手で家を建てているのか

大分県 県立中津南高等学校 1年
鍋島 美由紀

波の音かき消すごとき子供らの歓声聞こゆ昼の浜辺に

熊本県 尚絅高等学校 1年
工藤 葉子

車椅子の我受け入れしこの国を第二の母国と慕いて学ぶ

米国 オハイオ州トレド大学 年
内田 早苗

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(1冊 140円、2~3冊 240円、4~6冊 390円、7~12冊 580円)
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