About Toyo University 〔社会学部〕教員養成に対する理念及び認定課程設置の趣旨等

社会学部第1・2部社会学科

  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)

教員養成に対する理念

教員養成を行おうとする理由

本学科の教育目標は、自分たちを拘束している有形無形のルールを問い直し、能動的かつ主体的に生きる能力を身につけるため,自分でものを考え、自分の言葉で意見を表明できる人間を育成することです。このような人材育成に関する教育目標は、本学科における教員養成の理念にも貫かれており、学校教育の場においてもその理念を実践したいと考えています。

養成を目指す教員像

本学科の教育理念に鑑み、社会学の基礎理論から環境、地域、組織、家族、教育などさまざまな領域の学びを通して社会を理解し、社会に生ずる諸問題の解決にむけて努力してよき人間関係を築いていける教員を育成します。

教員養成課程の設置の趣旨及び免許状の種類との相当性

教職課程を置くことの意義や必要性

混沌とした現代社会を的確に把握し、問題を解決することは容易ではありません。そのためには、幅広い視野に立って、客観的に社会現象や身のまわりの出来事を分析する視点や方法を身につける必要があります。そのような機会を提供してくれるのが「社会学」とその関連科目です。社会の課題に自主的・主体的に取り組める教員を育成することは、本学科に与えられた社会的使命です。

カリキュラムと当該免許状取得に必要な科目群及び学習指導要領との関係性(相当性)

本学科には社会を良く知るための科目群や実践的な学習を行う「社会調査および実習」・1年次からの「演習」科目が適切に配置されており、能動的・自主的に自分を高めるためのカリキュラムが用意されています。また、社会学の周辺科目として、「自然地理学」「人文地理学」「地誌学」といった科目が選択必修科目のなかに配置されており、中学校教諭1種免許状(社会)と高等学校教諭1種免許状(地理歴史・公民)の取得に相応しい学科です。

社会学部社会文化システム学科

※2020年度以前入学生のみ取得可

  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)

現在の世界では、文化・民族・宗教などをめぐるさまざまな社会問題が、国家の枠を越え地球規模で展開しています。こうした複雑な問題を解決するため、「社会学」「人類学」「地域研究」という3領域の科目群を学ぶこと、その際、〈歩き・見て・考える〉現場志向つまりフィールドワークを重視すること、これが本学科のカリキュラムにおける基本方針です。

この方針をふまえ、社会と文化を不可分一体と考える基礎理論の修得、地域研究を基盤とした国内外各地の社会文化の理解個別テーマの検討を通した社会文化システムの複合性と多重性の解明、フィールドワークに基づく調査研究、ゼミでの自主的な学習能力とディスカッション能力の養成、国際交流を深める語学力の習得、そしてなによりもマイノリティ(社会的・文化的少数者)への感性をもつ人材の育成、これらにより新しい文化の発信者となることが、「グローバルな視野をもって地域社会に貢献する人材の育成」の実現のために、学生たちが社会学・人類学・地域研究の理論を学びつつ、国内・海外の現場に積極的に赴いて、市民、NPO、企業などの諸団体と実際に関わっていくことにより、自主的な思考や実践力を身につけ、中学校(社会科)、高等学校(地理歴史科、公民科)に求められる理論的構築力と実践力を持つ教員の養成に取り組んでいます。