「銀座もちふじ」から店舗ロゴ制作を受託
ライフデザイン学部(2023年度より福祉社会デザイン学部)人間環境デザイン学科・松本和也准教授のゼミ生4名が、「銀座もちふじ」の店舗ロゴを制作しました。「銀座もちふじ」は2024年2月に新規開業するお雑煮の店舗で、「カスタマイズできるお雑煮屋」をコンセプトに銀座3丁目で展開します。
学生チームが店舗オーナーの黒須法明さんと一丸となってロゴ制作を行い、11月4日の東洋大学の大学祭(赤羽台祭)で初披露されました。大学祭ブースでは、1つのロゴが完成するまでの無数の試行錯誤の跡が、 プロジェクトの過程として 展示されました。
プロジェクトリーダーを務めた三宅真帆さん(ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科4年、写真左端)のコメント
オーナーの黒須さんから学生と一緒にロゴデザインをやりたいと、1年ほど前に松本先生を通じて依頼していただきました。普段お雑煮を食べない方にもおいしいと思ってもらえるお雑煮を提供したい、という黒須さんの熱い想いからプロジェクトが始まりました。
今年4月から実際にデザイン作業を開始しました。最初は新規のお雑煮屋さんということしか情報が無かったのでメンバー各々のイメージも曖昧でしたが、黒須さんからは「まだ明確なイメージはない。学生の皆さんと店の道しるべになるようなロゴを作りたい。」と言われ、それからは試行錯誤の連続でした。
メンバー全員で案を作り提案するなかで、同じデザインでも提案の仕方、言葉の選び方で意図や伝わり方が変わる点が大変でした。ただ、自分たちの想定したものと黒須さんのイメージの差を埋めていく過程は、難しいながらも楽しい時間でした。
制作にあたり、松本先生には逐一指導いただきました。学生ということもあり、仕事としてイチからプロジェクトを進める経験は無かったので、チームとしての活動の仕方やアウトプットのディティールに至るまで、大変細かく指導していただきました。
お雑煮は、私たちの日常生活からは少し距離があるものだと思っています。お正月に食べるもの、みたいな。ですが、銀座もちふじさんを通じて、もう少し身近な存在になってほしい、その橋渡しになりたい、との思いをロゴデザインに込めました。
チームでひとつのものを創り上げることは、とても貴重な経験でした。今後、メンバーはデザインに関する仕事を志しているので、今回の経験は大きな糧になると思っています。多くの人に共感いただけるデザインができるように今後も頑張っていきたいです。
松本和也准教授のコメント
最終目的はロゴをデザインすることでしたが、ロゴデザインを通してお客様とどのようにコミュニケーションを図るかを考え続けたプロジェクトでした。そのプロセスを余すことなく展示し、来場の皆様から直接デザインに対するコメントをいただけたのは、学生にとってとても貴重な経験となりました。
4月からデザイナーとして社会に飛び立つ4名ですが、今回のプロジェクトで得た学びや気づきを糧に、デザインすることを楽しみ、そしてデザインの力で社会を豊かにしてくれることを期待しています。
取材日(2023年11月)
所属・身分等は取材時点の情報です。
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