実態調査とデータ分析で、Z世代のリアルに迫る。マーケティングと哲学で、身近な疑問を解き明かす

TOYO PERSON

「Z世代の価値観と消費行動」に関する研究を進めています。強い承認欲求、タイム・パフォーマンス重視、低い結婚願望といった特徴が挙げられることが多いのですが、実際はどうなのか、実態調査に基づいてデータ分析に取り組んでいます。また、「動画コンテンツと動画広告の関連性、消費者の受け止め方」というテーマも研究中です。身近なことを対象として、興味を持ちながら学びを深めています。

授業後はアパレル関連の店でアルバイトをしていますが、来店客の購買行動には興味を惹かれます。店内の回遊順序、何点を手に取り、何点試着し、最終的にどの程度の購買に至ったのか、あるいは何も買わずに店舗を去ったのか等、予測を立てては例外に遭遇する日々です。仕事を通していろいろと学べること、専門分野についても考えられることは貴重な機会です。

マーケティング学科は「哲学」とは無縁のようですが、その考え方が「自分の頭で論理的にきちんと考えること」であるとすれば、哲学はあらゆる学問分野において重要だと理解できると思います。論理的に考えた先に、新たな課題が示唆されることもあり、井上円了先生の言葉である「諸学の基礎は哲学にあり」という意味が、少しずつわかってきたように感じます。

掲載されている内容は2023年9月現在のものです。