大学の「研究・実践の両面から、現場に成果を還元する」という理念に私は惹かれました

TOYO PERSON
Q.進学しようと思った動機・経緯研究分野に興味を持った理由を教えてください

大学 2 年生の時、祖母が病気で寝たきりになったことがきっかけでした。当時、両親は仕事に忙しくて、祖母の世話がほとんどできませんでした。そうした中、大学で学校の活動の一環として、老人ホーム へボランティアに行く機会がありました。入所者を見て、祖母のことを思い出して、その人達の悩みを解決し、幸せになってもらいたいと思うようになりました。その時から、自分の福祉に対する思いが深くなりました。日本は福祉制度が比較的完備される国です。例えばこども福祉から障害者福祉、高齢者福祉などの各制度が揃っています。そして日本人でも外国人でも福祉サービスを受けられます。テレビでよく見かけるヘルプマークとマタニティマークですが、実際電車・バスの中でそれをつけた人がいます。母国ではこのような光景を見ることはありません。だからこそ、私は日本の福祉制度の良さをもっと知りたくて、入学を決意しました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことを教えてください

大学院は学部よりも専門知識深めることができます。学部は知識を学び、大学院は知識を創造します。また、自分の研究の内容をゼミで報告して、他の学生と先生と討論するなど刺激を受けながら、いろいろな意見をもらうことによって、多角的な物事の見方や研究の真髄に触れることができます。

Q.なぜこの大学院を選んだのかを教えてください

大学の「研究・実践の両面から、現場に成果を還元する」という理念に私は惹かれました。しかも、研究と現実社会をつなぐことを重視しており、社会福祉学研究科での研究を通して、実践的な知識やその活用能力を身に付けることができると考えています。

Q.大学院での学びを通して得たものを教えてください

論理的思考や個人が独立して考える能力が自分なりに高まってきたような気がします。例えば、研究発表で自分が表現したい内容を明確かつ迅速にまとめることです。研究の過程で行う文献の収集は、大量の情報の中で自分に役立つ情報を探す上で重要なスキルであり、それも身についてきたような気がします。

Q.どのような内容の授業を受講していたのか,指導教員から指導を受ける頻度や指導内容についても教えてください。

研究テーマと範囲は私も含め、学生にとって頭を悩ます問題です。先生から論文指導を受ける際、先生はいつも私に興味がある方向に導いてくれ、どのように研究範囲を確定するかを教えてくれ、励ましてくれます。先生の毎回の修正と意見、そして私の研究に関する本や文献を推薦してくれることも、自分の研究にとって大きな助けになります。文献の正確な引用も修士論文の重要な一部です。問題があったら、すぐに先生に相談することで、色々なことがだんだん分かるようになりました。

Q.どのような内容の授業を受講していたのか,指導教員から指導を受ける頻度や指導内容についても教えてください。

卒業後福祉に関する仕事をしたいです。あるいは、学校や研究機関で社会福祉に関する研究職として勤めたいです。

Q.1週間のスケジュール
月曜日 研究発表の準備 
火曜日 授業
水曜日 授業
木曜日 授業
金曜日 研究発表の準備
土曜日 アルバイト 研究
日曜日 アルバイト 研究

Q. 今後、本学を目指そうとしている方たちへのメッセージなど、ご自由にお書きください。

留学生としては、大学院で勉強して、まず、自分の専門的な研究を行い、何を研究したいのか、自分の研究にどのような意義および価値があるのかを明確にすることです。そして、各国の文化を学ぶことで、大学院生活がより充実したものになると感じています。

掲載されている内容は2023年3月現在のものです。