7月30日に中学2年生のキャリア・フロンティア「サイエンス入門」の一環として、兵庫県立大学の姫路工学キャンパスを訪問しました。 応用化学工学科の武尾正弘教授からは、大学の最先端設備や研究内容についてご紹介いただき、その後、「農薬・環境ホルモンの微生物分解/バイオ凝集剤の微生物生産」と題した講義を受講しました。 この講義では、農薬、殺虫剤、環境ホルモンといった有害化学物質を分解する微生物と、それを用いた環境浄化技術に関する最新の研究成果が紹介されました。 生徒たちは、武尾教授のチームが、どのようにして世界で初めて環境ホルモンを分解する微生物を発見し、企業との連携を通じてその成果を社会に還元しているのかを学ぶことができました。
講義後、生徒たちは7~8名の少人数グループに分かれ、電気電子情報工学科、機械・材料工学科、そして応用化学工学科の3つの学科の研究室を見学しました。 各研究室では、教授陣から現在進められている研究内容について説明を受けました。 実際に研究に取り組む大学生たちの様子を見学できたほか、講義棟では定期試験に向けて熱心に勉強する多くの大学生の姿も見られ、大学の活気ある雰囲気を知る良い機会となりました。