Faculty of Letters 文学部 英米文学科
白山キャンパス
About
英語を「文学」と「語学」の両面から学び、
読解力や思考力、表現力を養う
英米文学科ではイギリスとアメリカを中心とする英語圏の小説、詩、戯曲を扱い、文化的・社会的・歴史的文脈の中でそれらを読み解きます。また、文法や音声学や英語史といった英語学も学びます。言葉というものは社会の基盤であり、概念や思想や感情を形にして他者に伝える人間特有の手段です。本学科では、英語を単なる道具として学ぶにとどまらず、より深いレベルで、芸術作品として、また文化・歴史・社会を伝えるものとして捉え学んでいきます。
英米文学科の3つの特徴
01 英語の基礎を磨き、真に役立つ英語を身に着ける
英語の四技能(読む・聞く・話す・書く力)を鍛え、専門分野の学習、海外留学、教員免許取得の基盤となる英語運用力を身に着けます。
02 英語の文学を通して、人間とは何かを考える
英語の文学を歴史的・社会的・国際的な文脈に照らして理解し、文学を軸とした言語文化から人間性の本質に迫る知性や感性を養います。
03 英語学の観点で人間と言語文化との関係を紐解く
英語の仕組みや機能を、文法・音声・歴史・教育等の観点から多角的に検証し、人間と言語文化との関係をひもとく知性や感性を培います。
# こんなことも英米文学科の学び
1年次から4年次まで各学年に配された少人数制のセミナーを通じて、他の受講生とも協働しながら学習対象について深く感じ考えます。さらに、それを効果的に伝える方法も体得します。4年次には他のゼミ生と切磋琢磨しながら必修の卒業論文に取り組み、その作成過程を通じて、研究対象を客観的に分析する力、疑問や課題を見つけて解決する力、自分の意見を説得的に表現する力を習得します。
教員一覧
こんな資格がめざせます
- 中学校教諭一種(英語)
- 高等学校教諭一種(英語)
- 図書館司書
- 司書教諭
- 学芸員
- 社会教育主事(任用資格)・社会教育士
- 社会福祉主事(任用資格)
※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。
教育の目的・3つのポリシー
- 教育研究上の目的
-
1.人材の養成に関する目的
英米の文学作品(小説、詩、戯曲など)などを味読することにより、深く感じ考える能力を身につけて、多様な人間を広い見地より深く理解できる人材を養成する。また、英語学を学ぶことによって言語に対する論理的な理解ができる人材を育てる。両者相俟って、バランスのとれた良識と分別の人となることを教育することが最終目標とする。
2.学生に修得させるべき能力等の教育目標
英語の基礎知識を身につける。そして、確かな基礎知識に基づいて、創造的な思考が可能となるようにする。英語を通して英米の文学作品を味読して、英米の文化や思想を理解する。もっとも重要視しているのは、英米文学、英語学の研究に対処可能な基本的英語力、特に読む力の養成である。
3.その他の教育研究上の目的
英語科教員免許状取得や大学院進学を促し、各種英語検定試験スコアの向上や、海外留学、語学研修への参加を奨励する。
- ディプロマ・ポリシー
-
本学科では、卒業に必要な単位を修得し、次の基準を満たす学生に卒業を認定し、学位を授与します。
- 主に英米圏の英語文学と英語学についての知識を体系的に身につけている。
- 英語文学と英語学の学びの基盤となる、英語の基本的技能を身につけている。
- 学びを通じて、他者と協働しながら深く感じ考え、その考えを論理的に他者に伝えることができる。
- 文学や言語学と深い関わりを持つ多様な人間の活動や環境のあり方を主体的に学ぶ態度を身につけている。
- カリキュラム・ポリシー
-
- 英米文学や英語学という専門的な学問を学ぶ上での基盤となる英語の四技能(聞く・話す・読む・書く)を向上させる。
- 基盤となる英語力を用い、英米の文学作品を味読し、英米の文化や思想・人間の感情や思考を理解する能力を培うと共に、英語の文法、音声学、英語史などの英語学や英語教育の知識と技能を修得できるように指導する。
- 1年生の「フレッシャーズ講読セミナー」から、4年生の「卒論セミナー」まで各学年に少人数制のセミナーを配し、教員との親密なコミュニケーションを通じての成長を図っていけるようにする。
- 勉学の集大成としての卒業論文作成の過程を通じて、物事を分析し、問題点・疑問点を見つける力、問題点・疑問点を解決する力、自分の意見を論理的で説得力あるやり方で書く・話す力を身につけさせる。
- 卒業後の進路に応じて社会人としての能力、実力を身につけさせるために、全員必修のTOEICの他に、英検、TOEFL等の受験を促し、海外留学、語学研修への参加を奨励すると共に、英語科教員免許状取得や大学院進学のための指導も行う。
- 英米文学や英語学という専門的な学問を学ぶ上での基盤となる英語の四技能(聞く・話す・読む・書く)を向上させる。
- アドミッション・ポリシー
-
英米文学科の学問は、英語で表現された文物に親しむことによって、人間とは何か、自己とは何か、そして、言葉とは何かを追求していくことであると言える。したがって、英米文学科は、人間と言葉に関心を持っている学生を多く受け入れたいと考えている。英米文学科は、英米のすぐれた文学作品を学び、味わうことで、人間に対する理解を深めるとともに、批判精神をそなえた人間に成長したいと願う学生を歓迎する。また、外国語としての英語を身につけることによって、異文化に生きる人々と心を通じ合わせるとともに、人間が人間たるためにもっとも重要な特質である、言語というものに対する理解を深めようとする学生たちにも入学を勧めたい。英米文学科を志望するにあたり、書物を読むことが好きだったり、英語が好き、あるいは英語が得意だったりしたら、それは好ましい出発点であり、英米文学科になじみやすいはずである。入学後は、書物をたくさん読み、学んだことを深く考え、自分の意見や思考を正確に、そして効果的に表現するように求められる。海外語学研修や留学の機会も数多く用意されているので、意欲的に挑戦してもらいたい。人間としての成長を目指すことに加え、英語教員免許をはじめとして各種資格取得をめざしたり、大学院進学や、大学で学んだことを活かせる職業に就いたりしたいと考えている積極的な人たちを募っている。基礎的な英語の知識・運用力が不可欠である。入学までに、可能な限り、英語力の向上に努めてもらいたい。