研究科長メッセージ
技術の最前線でものづくりを見つめ、
自己の哲学を持つ技術者へ成長する
技術や社会情勢は刻々と変化しています。直近の例を挙げれば、生成AIの登場が社会に大きなインパクトを与えています。しかし、デジタル技術がどれほど進化しても、我々が現実世界に生きている以上、「ものづくり」の技術が欠かせない事実に変わりはありません。新しい技術を使いこなし、ものづくりをはじめとする多様な領域を支え続けるためには、優れた技術者や研究者の存在が不可欠です。
技術者や研究者は、課題を正しく認識し、解決策や打開策を提案するために専門知識を身につける必要があります。さらに、変わりゆく状況の中でも適切な判断を行うためには、自己の核となる哲学や思考の軸を確立することが望まれます。
大学院では学部に比べて修得すべき講義科目は少なく、その代わりに自らの研究テーマに没頭する時間を得られます。研究課題の解決に向け、指導教員や研究室の仲間、あるいは学外の研究者との議論を重ねる機会も増えるでしょう。大学院時代は、研究生活を通じて専門知識を得るだけでなく、自己の考え方や姿勢を洗練させ、価値観を構築していく基礎を作るための極めて重要な時期なのです。
2025年の文部科学省の統計によれば、日本国内の理工学系学部の卒業生のうち、約4割が大学院に進学しています。本学の理工学研究科でも、2026年2月1日時点で約230名の大学院生が在籍し、各専門分野での研究に励んでいます。大学院の修了生たちは、国内外の企業や研究所で研究開発職などに就いて第一線で活躍しています。
ぜひ、大学院に進学して、自分自身を磨いてほしいと思います。
PROFILE プロフィール
所属:理工学研究科 機能システム専攻 教授/博士(工学)
専門分野:
機械工学、制御工学