
GRADUATE SCHOOL OF LETTERS 文学研究科 日本文学文化
専攻 白山キャンパス
ABOUT
日本文学・文化遺産の深い探究、
時間軸を超え、現代に通じる研究を
文学は文化の文脈の内にとらえるべきであるという意図から「日本文学文化」の名称を掲げ、文学部日本文学文化学科との連動を明確化しています。本専攻では日本語学、古典文学文化、近現代文学文化、比較文学文化などを広く深く、専門的に学ぶことができます。時間軸と領域を縦横につなげ、過去・現在の人々と世界観を共有しながら、日本文学文化の湧泉に身をおいてみませんか。自身の研究テーマを深く追究する過程で、創造性をもって独自の観点を切り拓いていきましょう。
日本文学文化専攻の3つの特徴
01 日本語を軸にした専門的な知見を習得

変化を伴って重層化する日本語そのものと、それにより形成される多様なジャンルの文学表現に対する専門的な知見を習得します。
02 古代日本から近現代までの文学文化を網羅

前期課程では各専門領域の現在的課題を明確に定めて追究できるよう、修士論文の構想勉強会や中間発表会を設け、論理的思考を高めます。
03 日本文学文化を文化間融合から捉える

文学領域と多様な文化領域を相互に循環させて比較対照し、多角的な視点を用いながら緻密な文学文化への洞察力を培います。
【日本文学文化専攻 紹介サイト】
日本文学文化専攻について詳しく知りたい方は こちらをご覧ください。
# こんなことも日本文学文化専攻の学び
日本文学文化の継承と創造に積極的に寄与できる研究と実践を行うために、大学院生が中心となって、日本文学文化学会を運営しています。会員は院生以外に、教員、校友、学部生からなり、現在150名ほどいます。毎年開催する大会では、講演会や研究発表会を通して身近に先端の研究に接します。機関誌や会報の編集・発行まで、院生が中心となって運営に携わり充実した交流の場を体験できます。

教員一覧
- M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
- D:博士後期課程の研究指導担当教員
主な研究テーマ
博士前期課程(2022年度修士論文テーマ)
- 與謝野晶子研究―社会評論家としての與謝野晶子―
- 中原中也研究
- 日中芸能における悪役像の比較研究 ―藤原時平像と屠岸賈像の成立過程を中心に―
博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
- 訳詩集『於母影』の研究――日本近代詩成立における意義と影響について
- 田村俊子研究
- 僧正遍照研究
- 指示詞の研究
- 謡曲『道成寺』研究 ―道成寺説話から謡曲『道成寺』までの文化的変遷―
- 藤原為相研究
博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
- 日本相撲文化の研究 横綱栃木山を中心に
- 近現代小説における「語り」の研究
- 芥川龍之介研究――不安についての考察
- 岡本かの子論
- 高橋虫麻呂研究
- 芥川龍之介「杜子春」研究
- 夢野久作 技巧と女性
- 文学テクストにおける草稿研究-三島由紀夫「中世」を対象に-
博士後期課程
- 現代日本女性文学研究 「ユートピア・ディストピア」を巡って
- 夢野久作考
- 鷗外詩歌の研究
- 古代文学にみる会話の機能の研究
- 『徒然草』の研究
- 長谷川如是閑戯曲研究
- 中世王朝文学研究 ―「月」の表現を中心として―
- 近代俳句論 正岡子規と中川四明
- 片山廣子短歌研究
- 蕉風俳諧研究 ―惟然・支考の「軽み」受容を中心に―
教育の目的・3つのポリシー
- 教育研究上の目的
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【博士前期課程】
1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
各自の研究課題を軸として、広く日本文学文化分野を考究し、国際化時代に適応する高度教養人や高度職業人、とりわけ、研究実践に基づく卓越した能力を持つ国語科中等教育教員などの人材を養成することを目的とする。2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
国際化時代に対応した日本文学文化の研究実践を通して、哲学的洞察力をもって文化の継承と創造に積極的に寄与しうる研究能力を習得させることを目的とする。
【博士後期課程】
1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
専門知識を学術的に展開する研究者としての資質を成長させ、研究能力を生かした日本文学文化分野の研究職員及び国際社会に対応できるような高度な専門的業務に従事できる人材を養成することを目的とする。
2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
国際化時代に対応した日本文学文化の研究実践を通して、哲学的洞察力をもって文化の継承と創造に積極的に寄与しうる専門的かつ高度な研究能力とそれを社会に還元できる能力を習得させることを目的とする。
- ディプロマ・ポリシー
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【博士前期課程】
本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。
- 日本文学文化に関わる基本的な知識および専門とする領域に関わる専門的知識を身につけている。
- 専門分野の研究方法に基づき、テーマを設定して研究を遂行し、それを論理的に分析・討議することができる。
- 日本文学文化研究に積極的に寄与しうる修士学位論文を作成する能力を身につけている。
【博士後期課程】
本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。
- 日本文学文化に関わる広い視野と深い学識を有し、専門とする領域について高度な専門的知識を身につけている。
- 独自の研究課題に基づいて研究計画を立て、独創性に富む新たな知見を導く論理的な分析力と研究遂行力を身につけている。
- 新たな知見を公表し学界・社会に還元する能力を身につけている。
- 広く学界に寄与しうる博士学位論文を作成する高度な能力を身につけている。
- カリキュラム・ポリシー
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【博士前期課程】
1.教育課程の編成/教育内容・方法
ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目は、古代日本から近現代日本に至る文学文化と日本語を中核に、講義科目と演習科目を有機的に連携させて配列するとともに、文化間融合の観点から「隣接領域科目」を、日本文学文化を相対化、比較対照する観点から「比較文学文化科目」を、それぞれ講義科目として設置し、各自が専門的かつ横断的に選択履修できるよう編成する。いずれも専門分野を幅広い視点から探究できるような学問領域のエッセンスとテーマを掲げて教授する。研究指導は個人指導を重視し、各自が自らの研究課題を明確に設定、追究できるよう、問題の設定、分析の方法、参考文献や論文作成の方法などを、専門性の高いレベルできめ細かに指導する。
2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。
- 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
- 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
- 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
【博士後期課程】
1.教育課程の編成/教育内容・方法
ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目は、各自が専門分野をより深く探求できるよう、古代日本から近現代日本に至る文学文化と日本語についての講義科目を配列し、専門領域の現在的課題を教授する。研究指導は個人指導を重視し、各自が自らの研究課題を明確に定め追究できるよう、問題の設定、分析の方法、参考文献や論文作成の方法などを、専門性の高いレベルできめ細かに指導する。
2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。
- 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
- 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
- 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
- アドミッション・ポリシー
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【博士前期課程】
入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。
- 日本語・日本文学の基礎知識のある者
- 文学の基礎的読解力、外国語・漢文の基礎的能力のある者
- 国際的視野に基づく文化の継承と創造への参画に意欲のある者
【博士後期課程】
入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。
- 高度な専門知識と論理性を持つ修士論文を執筆できる能力を有している者
- 日本語・日本文学の専門知識のある者
- 外国語の基礎的能力のある者
- 国際的視野に基づく文化の継承と創造への参画に意欲のある者