建築学科

FACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING 理工学部 建築学科 川越キャンパス

about

芸術的感性と工学的理性をもって、
「建築・まち」の側面からトータルデザイン

建築学科には、「計画・意匠」「構造・材料」「環境・設備」「生産・マネジメント」「まちづくり」の5つの専攻があります。生活と密接に関わる学問である建築学の修得には、工学的な専門知識に加え、人間や社会に対して常に関心を持つことが欠かせません。人々にとって心地のよい空間を作るための手法について、「建築・まち」の側面から探究できるように、地域の歴史や文化にも踏み込んだカリキュラムを展開。芸術的感性と工学的理性を養成します。

建築学科の3つの特徴

01 もの・建築・まちをデザインする力を養う

もの・建築・まちをデザインする力を養う

人・社会・地球環境との関わりの中で、もの・建築・まちをデザインする力を学びます。

02 実学を通してスキルと職業意識を向上

実学を通してスキルと職業意識を向上

専門知識や技術に触れたり、第一線の実務者や研究者と交流したりすることで、調査分析・提案・プレゼンテーション・問題解決の力を育みます。そして、将来に向けた職業意識の向上も図ります。

03 実社会の多様な人々と協働する演習科目

実社会の多様な人々と協働する演習科目

実際の建築・まちづくりに触れて協働する演習を通し、多様な主体とのコミュニケーション力を磨きます。

# こんなことも建築学科の学び

美しく使いやすく、それでいて地震や台風などに強い建物を、迅速・正確・経済的に建て、そして建築後も長く使い続ける必要があります。本学科では、建築学と総称される分野を①計画・意匠、②構造・材料、③環境・設備、④生産・マネジメント、⑤まちづくりの5分野に分け、各分野に設けられた座学科目や設計演習関係科目を学ぶことにより、実践的な建築提案能力を養います。

こんなことも建築学科の学び

教員一覧

こんな資格がめざせます

  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 木造建築士
  • 建築設備士
  • 建築積算士、建築積算士補
  • 1・2級建築施工管理技士
  • 1・2級管工事施工管理技士
  • 宅地建物取引士
  • インテリアプランナー
  • インテリアコーディネーター
  • カラーコーディネーター
  • 高等学校教諭一種(工業)
  • マンション管理士
  • 技術士、技術士補
  • 1・2級建設機械施工技士
  • 1・2級土木施工管理技士
  • 1・2級電気工事施工管理技士
  • 福祉住環境コーディネーター
  • CAD利用技術者試験

※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

1.人材の養成に関する目的

変化の時代にあって、生きがいのもてる、安全・安心・健康で持続的な社会を構築していくことに貢献できる能力をもった人材を育てる。もの・建築・まちをデザインすることの意義と面白さを知り、高い倫理観を備え、「人と建築」「まちと建築」「地球環境と建築」について基礎となる教養と専門知識を身につけた人材を育てる。歴史から学ぶ謙虚さと発展し続ける情報化、国際化にあって、課題の発見、問題対処に積極的に取り組もうとする姿勢と能力を育てる。

2.学生に修得させるべき能力等の教育目標

  1. 総合的な価値判断のもと、もの・建築・まちをデザインする力を養う。
  2. 「計画・意匠」「まちづくり」「構造・材料」「環境・設備」「生産・マネジメント」の5つの専門分野にわたる基幹科目の基礎知識を修得する。
  3. 専門知識・技能に裏付けられた考えを他にプレゼンテーションする力をもつ。
  4. 専門知識、手法を駆使して建築・社会に関する問題解決能力と行動力を身につける。
  5. 産業界の実務者を招き、建設業界のしくみや職業倫理を知り学習意欲を向上する。
ディプロマ・ポリシー

以下の能力を備えた学生に学位を授与します。

  1. 建築・まちを企画、デザイン、マネジメントするために基礎となる、「計画・意匠」「まちづくり」「構造・材料」「環境・設備」「生産・マネジメント」に関する教養、技能、専門知識を習得している。
  2. ひと、社会、地球環境に対して幅広い視点から建築・まちを捉え、自身の研究論文、建築設計作品などの成果物をまとめ上げる能力、確かなプレゼンテーション能力を身につけている。
  3. コミュニケーション能力や倫理観を養い、社会に貢献し、多くの人のために尽くす心構えを身につけている。
カリキュラム・ポリシー

広範な建築学を「計画・意匠」「まちづくり」「構造・材料」「環境・設備」「生産・マネジメント」の5専門分野に体系化し、卒業関連科目(卒業研究、卒業論文、卒業設計)以外の全専門科目を一級建築士・二級建築士・木造建築士受験の指定科目として編成しています。

  1. 「計画・意匠」「まちづくり」「構造・材料」「環境・設備」「生産・マネジメント」の5専門分野を横断的につなげる設計製図演習、建築基礎科目である建築構造学、建築環境・設備学を基幹科目(必修科目)に据え、4年一貫建築教育を実施します。
  2. 時代・社会の変化、地域性、国際化、生活の多様化など建築を取り巻く諸状況に対して、幅広い視点から取り組む設計製図演習、5分野にそれぞれに配置した設計演習を実施して建築・まちの企画、デザイン、マネジメント能力を総合的に養います。
  3. 多くのフィールドワークの実践により社会規範を身につけ、他者と協調しながら課題をまとめ上げる能力を養います。
  4. 自身の研究論文、設計作品を学内外で発表する機会を多く設けることで、豊かなプレゼンテーション能力を養います。
  5. 建築専門分野の職能で必須となる一級建築士、二級建築士、木造建築士の受験資格に対応した専門科目をバランス良く配置するとともに、施工管理技士、インテリアプランナーなどの資格取得に向けた基礎専門科目を建築学科共通科目として1年次から開講します。また、卒業後の資格取得に向けたセミナー等を行います。
アドミッション・ポリシー

建築分野は建物やまちを対象とし、社会、経済、生活、技術、芸術、環境など扱う分野は広範でありながら、様々なことがらが密接に関係しあっています。建物・まちを企画・デザイン・マネジメントするためには、それらの利用者、住民、行政、建築家、技術者、総合建設業者、専門工事業者、建材・製品製造業者、職人・技能者など多種多様な人々が多数関わっています。この「ひと」との関わりの中で、衣・食・住に直接関わる建物・まちを「ひと」のために創るというすばらしさとよろこびを共に学び、様々な立場で建物・まちをプロデュースする「ひと」を育てるのが建築学科です。

建築学科では専門科目を講義、実験実習、設計製図演習、卒業研究を通じて建築学を広範に学びます。そして、建築学科ではそこで必要となる3つの心を持った学生を求めています。

自立心:学生自身が建築を学ぶテーマや対象を自ら「選び」、「調べる」、社会、地域と自ら「関わる」、作品を自ら「創る」、論文を自ら「書く」という自主性。

向学心:過去・現在から学び、そして未来を思考しながら、既知の知識、技術から新たな知見、技術を求める向上性。

協調心:学内外での活動、グループワークなどで他者の価値観、考えを尊重しながら自身の考えを主張、行動する社会性。