英語コミュニケーション学科

Faculty of Letters 文学部 英語コミュニケーション学科 白山キャンパス
※2016年度より募集停止

※文学部英語コミュニケーション学科は、2016年度入試をもって募集を停止し、2017年度より「文学部国際文化コミュニケーション学科」へ発展的改組されました。

About

語学力を磨きながら異文化への理解も深め、
英語を軸とした総合的な対話力を育む

グローバル化が進む中、異文化を受け入れる広い視野と柔軟な判断力、国際社会で自由に意思疎通できる能力が求められています。こうした状況を背景に誕生したのが、世界共通言語「英語」でのコミュニケーション能力を育成する、英語コミュニケーション学科です。実際に英語を「聞く」「話す」ためには、TPOに応じた使い分けを身に付けることが不可欠。正確で円滑な英語を学べるように、本学科にはアメリカやイギリスなど国際色豊かなネイティブ教員が在籍しています。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

本学・学部・学科の教育目的に沿って設定された授業科目を履修し、基準となる単位数を修得することが、学位授与の要件である。グローバル化・情報化の時代に対応できる英語力およびコミュニケーション能力の養成を目指すとの理念の下、「カリキュラム・ポリシー」で示した「英語運用能力養成科目群」と「4 技能養成科目群」は、それぞれ学部・学科として必修科目に位置づけたものである。また、「専門科目群」については選択科目として一定以上の単位修得を課している。以上に加え、「基盤教育」と「文学部基盤科目」の必要単位を履修・修得しなければならない。

カリキュラム・ポリシー

英語コミュニケーション学科では、グローバル化・情報化の時代に対応できる英語力およびコミュニケーション能力の養成を目指すことを方針とし、次のような科目群を柱としたカリキュラムを構築している。先ず、「英語運用能力養成科目群」では、主として、英語をツールとした発信能力を養成する科目を提供している。次に、「4 技能養成科目群」には、「リーディング系統」、「リスニング・スピーキング系統」、「ライティング系統」の諸科目が含まれる。次に、「専門科目群」には、「コミュニケーション学系統」、「英語学系統」、「国際文化系統」の諸科目が含まれる。

教育内容・方法の特徴としては、以下の点を挙げることができる。

  1. 「英語運用能力養成科目群」では、日常会話に始まり訓練の進展に伴い討論等が行えるレベルまでを範囲とし、ペアワーク、小グループでのディスカッション、個人あるいはチームの調査に基づくプレゼンテーションと質疑応答、ディベート等の諸活動を取り入れ、学生中心の教育・学習方式(学生が英語をツールとしてコミュニケーション活動を行う機会を出来るだけ多く提供する方式)を採用している。授業は20 名程度の少人数クラスで行われる。英語教授法に造詣が深いネイティブ教員が担当し、教室内での使用言語は全て英語である。
  2. 「 4技能養成科目群」では、多読および精読の訓練、発音・聴解の訓練、通訳練習、目的別のライティング練習(一般・テクニカル・論文作成)等が行われる。学問的・理論的解説も含まれるが、中心となるのは「実践」を通して4 技能を身につけることである。クラスサイズは30 名程度である。ネイティブ教員と日本人教員が担当する。
  3. 「 専門科目群」の「コミュニケーション学系統」は主に英語コミュニケーションの諸相に関する理論と実践論、「英語学系統」は言語学・英語学とその周辺領域、「国際文化系統」は主に国際理解、英語圏の文化・文学を内容とする。一部の科目では海外からの留学生と共に学ぶ機会が提供される。授業方式は、講義、演習、ペアワーク、小グループでのディスカッション、個人あるいはチームの調査に基づくプレゼンテーションと質疑応答等々、科目の性格とクラスサイズによって異なる。研究・学習成果を学生が中心となって英語でまとめた冊子を作成したり、ウエブ上で公開し世界に発信したりする科目もある。担当は各専門分野のネイティブ教員と日本人教員である。授業での使用言語は英語、日本語、日英両言語併用のケースがあり、科目の性格によって異なる。
  4. カリキュラム全体としては、「英語を学ぶ」段階から「英語で学ぶ」方向へと導いていくことが基本方針となっている。
  5. ISEP や海外協定校への交換留学制度等を利用して長期留学する学生が学内で多いことも本学科の特徴であ
    り、本学科が提供するカリキュラム以外に留学先の大学の教育を経験する道もひらかれている。
アドミッション・ポリシー

英語コミュニケーション学科は、グローバル化・情報化の時代に対応できる有為な人材の輩出を目指し、以下のような人材を望まれる学生像として考えている。

  1. 地球次元の視野から自身の生き方を問い、世界の諸問題を自らの問題として捉え、積極的に社会と関わり行動していこうとする意欲を有する人。
  2. 「英語を学ぶ」段階から「英語で学ぶ」方向へと移行し、英語をツールとして使いこなす能力の獲得を真剣に目指し、また、その能力を活用して社会に貢献したいと希望している人。
  3. 留学、インターンシップ、ボランティア活動等に対する単位認定制度を積極的に活用するなどして、体験学習を通した実践的英語力およびコミュニケーション能力を身につけたいと考えている人。
  4. 受身型の学習から脱却し、自学自習力を獲得することで自らの可能性を開いていきたいと希望する自立心に富んだ人。
  5. プロジェクト遂行型英語教育プログラムを活用するなどして、問題の発見と解決能力、調査能力、企画・立案力、創造力、様々な形態・媒体を通じての発信・表現能力、自主性、責任感、リーダーシップ、協調性などの諸能力や社会性を身につけたいと考えている人。
  6. 入学までに修得しておくべき知識内容とその水準の1 つのイメージとしては、実用英語技能検定2 級合格レベル(あるいは、その他の英語資格検定試験の同等レベルのスコア取得)の英語力を身につけていることが望ましいと考えている。入学までに可能な限り英語力の向上に努めてほしい。