栄養科学科

FACULTY OF HEALTH AND SPORTS SCIENCES 健康スポーツ科学部 栄養科学科 赤羽台キャンパス

About

栄養科学とスポーツ科学の両面を探究し、
人々の健康づくりやQOL向上に寄与

栄養科学科では、食・栄養の観点から、健康づくりやアスリートのスポーツパフォーマンス向上、QOLの向上に貢献する人材の育成を目指しています。栄養学を基盤として、栄養科学とスポーツ科学の両面から幅広い教養と高度な専門力を培い、スポーツ栄養科学領域における新たな価値を創造します。キャンパスには体育館棟や調理実習室、低酸素トレーニング室など多様な施設を設け、スポーツの実践と栄養科学の教育研究に取り組むための環境を整えています。

栄養科学科の3つの特徴

01スポーツ×栄養×科学の総合的な学び

スポーツ×栄養×科学の総合的な学び

健康づくりやスポーツパフォーマンス向上に貢献するため、栄養科学を基盤に、栄養科学とスポーツ科学を総合的に学びます。

02 4つの「ユニット」で課題解決型学習を展開

 4つの「ユニット」で課題解決型学習を展開

科学的根拠に基づいた栄養管理が行えるように、4つの専門領域をもとにした「ユニット」ごとに、課題解決型学習を展開しています。

03 グローバルに活躍できる栄養士へ

グローバルに活躍できる栄養士へ

栄養士としてグローバルに活躍するために必要な要素を認識し、栄養の専門家が担うべき国際的な役割について学びます。

【栄養科学科特設サイト】

栄養科学科オリジナルサイトにて、学科の学びや最新情報を詳しく紹介しております。 g_site

# こんなことも栄養科学科の学び

栄養科学科では「栄養疫学・栄養教育」「スポーツ栄養・生理学」「食理学」「生活習慣病予防学」の4つの学問領域をもとにした「ユニット」(各専門分野に紐づく科目・学習内容のまとまり)ごとに、課題解決型学習を実施し、物事の本質を見抜く力を養成します。また、産官学の各学外機関との連携活動を通して、社会で通用する実践力も身に着けます。

こんなことも栄養科学科の学び

教員一覧

こんな資格がめざせます

  • 栄養士
  • 食品衛生管理者(任用資格)
  • 健康運動実践指導者
  • 食品衛生監視員(任用資格)

※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

1.人材の養成に関する目的

生物学、化学、生理学、疫学を基盤として、栄養学、食品衛生学、公衆衛生学、スポーツ栄養学、生活習慣病予防学、トレーニング科学などを学び、栄養学を基軸に栄養科学とスポーツ科学の両面を探求することにより、食・栄養の観点からスポーツパフォーマンス向上や健康づくり、 さらにはQOL向上に寄与できる専門人材を育成する。学際的な視点と科学的根拠に基づく専門知識や技術の修得により、スポーツ栄養科学領域における新たな価値を創造し、いきいきとした社会の実現に貢献する人材を育成する。

2.学生に修得させるべき能力等の教育目標

食品機能科学やスポーツ栄養科学などの専門分野を系統的かつ総合的に学び、親和性の高い他の学問分野の知識も身につけながら、栄養管理の実践手法を会得する。健康・スポーツの付加価値を創造するための幅広い教養力や高度な専門力、課題の本質を的確に捉え解決に導くための多角的、俯瞰的、かつ科学的な思考力や分析力、知識や技術を最大限に活かし実装するためのイノベーション力や発信力、国内外のあらゆる現場で活躍するための語学力、コミュニケーション力、人間理解力を修得する。

3.その他の教育研究上の目的

異なる分野間の連携・融合を積極的に行い、教育研究を活性化させる。活動により得た知見を広く地域社会に還元することで、スポーツ界や食品業界の発展に寄与する。また、高度な知識と技術を備えた幅広い活躍人材を輩出することにより、社会の活性化に貢献する。

ディプロマ・ポリシー

栄養科学科の教育目標に基づき教育課程に定められた科目を修得し、本規程に定める卒業要件を満たした以下の能力を備えた学生に対して、卒業を認定し学位を授与する。

  1. 栄養学に関する基礎知識のうえにスポーツ科学や健康科学などの専門知識や技術を修得し、実社会で実践する。
  2. 「栄養」、「スポーツ」、「健康」を総合的に理解し、健康課題をはじめとした社会問題を解決する。
  3. 生命に対する高い倫理観と俯瞰的な視野をもって広く社会に貢献する。
  4. 社会情勢や多文化を理解し受容したうえで他者と連携・協働しながら物事に真摯に取り組む。
  5. 新たな価値創造を目指し、リーダーシップをもって力を発揮する。
カリキュラム・ポリシー

栄養科学科の教育目標に基づき、4年間を通して以下の教育課程を編成する。

  1. 1年次は、生物学、化学、生理学、栄養学、食品学、疫学などの基礎知識や、哲学教育、キャリア教育などの社会人基礎力を中心に学び、4年間の学修やその先のキャリア形成の礎となる知識を身につけ、正しい物の見方、考え方を養うとともに、ビジョンと目標をもち計画的に学修を進めるための学修基盤を形成する。
  2. 2年次からは、扱う領域や専門性を広げ、より実践的に学んでいくことで、分子・細胞からヒト、人間集団に至るまでを総括的に理解し、食品機能科学やスポーツ栄養科学などの専門知識、栄養管理の実践手法を修得していく。課題解決型学習(PBL)により、課題の発見・解決力、計画・立案力、行動力などの力をつけ、社会的課題の解決に積極的に取り組む姿勢を養う。
  3. 3年次以降は、専門性に応じた4つの分野(栄養疫学・栄養教育(※1)、スポーツ栄養・生理学(※2)、食理学(※3)、生活習慣病予防学(※4))の学びを深化させ、より高度な知識や技術を修得する。また、研究室の配属により成果をアウトプットする力も養う。
    (※1)栄養疫学・栄養教育:健康寿命の延伸と自然に健康になれる持続可能な食環境形成に寄与するために、さまざまな特性をもつあらゆる集団における食意識、知識、食行動、食事、料理、食品、栄養素と健康状態に関わるデータ解析や、行動変容技法を用いた個人への働きかけを行い、栄養および健康上の課題を解決できる力をもつ人材を育成する。 
    (※2)スポーツ栄養・生理学:食事摂取や身体活動に伴う生体応答とそのメカニズムを生理学的に明らかにし、一般市民の健康づくりからアスリートのコンディショニング維持まで、それぞれの対象に見合った栄養管理や運動指導ができる人材を育成する。
    (※3)食理学:食品由来の機能性成分の新たな生理学的及び薬理学的作用を明らかにし、その作用に基づいた中高年の未病対策及びアスリートのコンディショニング維持が可能な新たな方法論の開発に貢献しうる人材を育成する。
    (※4)生活習慣病予防学:栄養、運動、休養の相互関係を理解し、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、生活習慣病の予防や、フレイル予防を目的とした対策を講じられる人材を育成する。
  4. ユニット体制を敷くことにより、学生の志向にあわせた学修・キャリア形成支援を実行する。
  5. 「栄養」、「スポーツ」、「健康」の領域に関する科目のほか、多彩な専門科目をラインナップし、多角的に捉える思考力や分析力を身につける。
  6. 実験・実習科目や実践科目に加え、企業・自治体でのインターンシップの機会を設け、実社会での実践力と対応力をもちあわせた人材を輩出する。
  7. 海外をフィールドとした研修やインターンシップの機会を設け、グローバルな視野をもちあわせた活躍人材を輩出する。
アドミッション・ポリシー

栄養科学科の人材の養成に関する目的や教育目標に基づき、以下のような意欲と能力を備えた人物を受け入れる。

  1. 食品の栄養学的機能が身体活動に与える影響について関心がある。
  2. 健康・スポーツを支援する専門人材として栄養管理に携わり活躍する意欲と能力がある。
  3. 専門知識や技術を活かし社会に貢献したいという目的意識と向上心をもつ。
  4. 広い視野と柔軟な発想をもち、常に自ら積極的に学ぼうとする強い意欲がある。
  5. 「栄養」、「スポーツ」、「健康」を総合的に理解するために必要な基礎学力を有し、生物学や化学などの必要とされる基礎科目も意欲的に勉学する姿勢をもつ。