学びを深める場所 東洋大学の図書館ガイド
本学の創立者 井上円了は1887年に東洋大学の前身「哲学館」を創設し、その13年後に「哲学館附属東洋図書館」を作りました。円了は「学校のみにて図書館なきときは、兵士ありて武器なく、鉄砲ありて火薬なきが如く……」と述べたように、教育には図書館が必要不可欠だと考えていて、その思いは今も本学に受け継がれています。現在はキャンパスごとに図書館が設置され、蔵書数は4館合わせて154万冊。国内の大学図書館として有数の規模を誇っています。
〜12月19日


小説家・坂口安吾は、東洋大学印度哲学倫理学科(現・文学部東洋思想文化学科)を卒業し、戦前から戦後にかけて第一線で活躍した作家の一人です。『白痴』や『堕落論』など数々の名作を世に送り出しました。 没後70年の節目となる2025年は、本学が所蔵する直筆原稿や安吾が手元に保管していた貴重な資料の展示会を開催。学生・教職員から多くの応募があった「私の好きな安吾作品」は、「安吾の木」として会場に掲示しました。なお、生誕120年の節目となる2026年度にも、安吾に関するさまざまな企画を予定しています。
〜30日
本学所蔵の貴重資料「ちりめん本」の中から、夏を感じる資料をセレクトして展示しました。これに合わせて、七夕の由来や習わしなど、日本の季節行事をテーマにした講演を実施。館内には笹飾りも用意し、来館者にさまざまな願いを書いていただきました。
〜12日
立役者たち」


本学の近世版本のコレクションの中から、2025年大河ドラマで注目を浴びた江戸時代の版元・蔦屋重三郎、および蔦重とともに活躍した大田南畝、恋川春町、山東京伝、喜多川歌麿ら、またその次世代の十返舎一九、曲亭馬琴、歌川広重、歌川国芳らの関連作品を展示しました。
の公開
学術研究の発展への寄与を目的として、本学所蔵の貴重書を「東洋大学附属図書館 貴重書デジタルアーカイブ」にて順次公開中です。さらに国文学研究資料館とも連携し、「国書データベース」にて「哲学堂文庫」「百人一首コレクション」「古典文庫」の公開を進めています。
https://sites.google.com/toyo.jp/library/features#h.awthlubtw6yf
約95万冊の収容能力があり、現在は約 41万冊を収蔵しています。永久保存を目的として計画的に図書を保管しており、OPAC で取り寄せると 1~2 日(平日)後に希望するキャンパスの図書館で受け取れます。学生の学習・研究を見えないところで支えている施設です。
「わんわん読書タイム」
社会福祉学科のゼミ生を中心とした学生ボランティアと共に、セラピードッグが寄り添うことで子どもたちに読書を楽しむ環境を提供する読書サポートプログラムを、JAHA(日本動物病院協会)の協力により実施しています。犬と触れ合う中で参加者がリラックスしていく様子が印象的です。
充実
スマートフォンやパソコンから、東洋大学図書館で契約している電子ブック・電子ジャーナルを読むことができます。国内外の新聞記事や辞書事典、企業情報、法律判例など、さまざまなデータベースへのアクセスが可能で、検索エンジンでは見つからない確かな情報を得られます。
幅広い分野の資料を所蔵し、さらに静かな閲覧席に加えて、議論や協働学習ができるアクティブラーニングエリアも備えており、利用者の学習・研究を支えています。
ディスカッションしながらの学習に最適な「ラーニングフォレスト」エリアを拡充しました。
自由に入室できる「開架式」で、約40万冊を有しています。2024年のリニューアルで操作性が向上し、より快適になりました。
自習室・グループ学習室、セミナー室など多様な学習環境を整備しつつ、東洋大学初のこども図書館を併設。展示・イベントなども実施し、開かれた図書館を目指しています。
東京都北区在住の未就学児とその保護者の方に開放しています。約3800冊の絵本を所蔵しています。(2026年1月現在)
館内の席数は433席設けており、リラックスできるソファ席など多様な座席があります。
人気の高い個人用キャレル席や会話可能な学習エリアを多めに設け、理工学・心理学系の専門書を豊富にそろえています。年に数回、講座などのイベントも開催しています。
特徴的な五角形の吹抜けは、開放的ながらも落ち着きを感じさせ、アカデミックで重厚な雰囲気を併せもっています。
広い閲覧席は、大型資料を広げての利用が可能です。前面仕切りの閲覧席は、適度な距離感を保ち、個人利用に適しています。
ゲート前にカフェが併設された『次世代型』図書館。個人ブースやロッキングチェア、貸切可能なグループ学習室など多様な学習スタイルに対応しています。
カフェスペースの開放的な空間から静寂なスペースに広がる図書館。 利用スタイルの多様性に応えた次世代型の施設です。
館内には、ゆったり座れて長時間でも疲れにくいソファ席があります。 広い机で作業も勉強もはかどります。
大谷 奈緒子 教授
1900年に東洋大学図書館は開館し、2025年に125周年を迎えました。時代の変化とともに図書館の役割も変化してきました。現在は、知を養う静寂な場と、活発に議論し、知を高め合う場を提供する、静と動の図書館へと拡大しています。また、東洋大学が所蔵する貴重な資料の一部をデジタルアーカイブ化して大学の貴重な知の資源を広く公開することで、時間や場所に制約されない図書館としての利用もできます。ぜひ図書館のポータルサイトから東洋大学図書館の魅力に触れてみてください。