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2026年度から学年暦を改訂
新たな学びの基本「13+2」が始まります

 本学では、2026年度から各学期の通常授業期間を従来の15週間から13週間へと改め、この期間内で13回の通常授業および、そのほかに2回分のオンデマンドによる授業や学外における演習・実習・研修などを実施(13+2)します。従来の学修時間数を確保しつつ、多様な学びの機会を取り入れることで、今まで以上に学修環境を充実させてまいります。

13+2 Logo
目的
1.学生の多様な学びの機会の創出
 通常授業以外の期間が長くなることで海外留学やインターンシップ、ボランティア、課外活動などに取り組みやすくなります。
2.学修指導の充実
 学期間の復習や予習、履修計画の見直し、不合格科目の早期復習(再試験を含む)など、新たに生み出した年間4週分の一部を有効に活用し、次学期以降の学生の目標をより明確にしていきます。また、留学前後の学修計画の機会、キャリア形成の場を増やします。
■13+2とは?

 セメスタ科目は13週、クォーター科目は7週の通常授業期間内で13回の通常授業を実施し、その他に+2回分のオンデマンド授業や学外における演習・実習・研修などを実施する授業形態のことです。+2回分の授業は通常授業期間および試験・補講期間、後述するT-Weeksなどに実施します。

Academic Calendar Timeline
■T-Weeksとは?

 各学期の通常授業開始前に新たに設けた10日間程度の期間を指します。主に以下の活動が予定されています。

  • フォローアップ講座/履修計画ガイダンス
  • 就職/インターンシップセミナー
  • 演習やフィールドワークの準備教育
■セッション期間とは?

 通常授業以外の期間を有効に活用し、多様な活動機会をもたらす期間を「セッション期間」と呼びます。主に以下のような取り組みが予定されています(内容は学部ごとに異なります)。

  • 国内外フィールドワークの充実
  • プログラミング、デザインコンペなど創造的な活動
  • 学会、シンポジウム、学外調査活動の充実
  • 研究機関や外部機関での実習
  • 海外研修の期間変更(渡航費用高騰対策)
  • 必修科目の補習や試験
T-Weeksのポリシー

Toyoの建学の理念(東洋大学の心)に基づいた、学生の主体性ある活動を促進する期間として設定します。

Think
物事の本質に向かって深く考える。
Try
活動のなかで奮闘する。
Transform
他者のために自己を磨く。
■注意事項
・授業の時間は、従来通り、各時限90分で実施します。
・全てオンデマンドで実施される授業、または15回対面で実施される授業が一部あります。授業の実施詳細は、2026年度春学期の授業時間割表やシラバスなどを参照してください。
▼内容を説明した動画(第一弾)を公開しています。
https://www.toyo.ac.jp/s/academic_calendar
應援指導部「全力のエールに全力の応援をください!」プロジェクトをクラウドファンディングで実施(目標金額を上回るご支援をいただきました)
 本学は2024年度、「東洋大学における寄付型クラウドファンディング事業の実施に関する要項」を制定し、クラウドファンディング事業の導入に向けて準備を進めてきました。このたび、その第1弾として「東洋大学体育会應援指導部」によるクラウドファンディングを8月15日~10月15日までの期間で実施しました。應援指導部は1981年に創部され、現在では硬式野球部や陸上競技部(長距離部門)など、体育会運動部の各種大会における応援活動の中心的存在となっています。近年は新入部員の急増に伴い、応援活動で使用する楽器や道具が不足する事態となりました。こうした背景を受け、本学はスポーツ特化型クラウドファンディングサービス「スポチュニティ株式会社」と連携し、応援グッズの購入資金を募る取り組みを実施しました。皆さまからのご支援により、期間中に目標金額である100万円を大きく上回る185万2千円のご寄付をいただきました。ご支援いただいた皆さまの思いをこれからの“エール”に変えて全力で応援してまいります。
Cheering Squad
多様な価値観を育むプログラムを展開。
2025年度TOYO SDGs Weeksを開催
 本学ではSDGs活動を多面的に推進しており、学内のSDGsムーブメントの醸成と、地域社会の未来のために主体的に行動する人の育成を目指し、毎年10月から11月の約1ヵ月間にSDGs関連イベントを集中的に実施する「TOYO SDGs Weeks」を開催しています。シンポジウムやコンテスト、講演会、ワークショップなど、多様なプログラムを展開し、2025年11月1日にはSDGs推進センターといのち総合研究機構が共催でSDGsシンポジウム「未来を拓く研究力―研究成果の社会実装を通じたSDGsへの貢献―」を開催。シンポジウムには約200名が参加し、研究者による社会貢献のビジョンや、産学連携による実践事例の紹介を通じて、研究成果をいかに社会課題の解決やSDGsの達成につなげていけるのかを考える機会となりました。期間中には合計21種類のプログラムが行われ、延べ2,000名以上が参加。多くの学生や一般参加の方々がSDGsへの理解をより深めました。
SDGs Weeks Event
井上円了が遺した想いを胸に、
哲学の四聖に触れる哲学堂祭を開催
2025年11月1日、東京都中野区の蓮華寺本堂および哲学堂公園にて2025年度哲学堂祭を挙行しました。哲学堂祭とは、哲学の普及を願った本学の創立者 井上円了の遺言に基づいて、毎年11月の第一土曜日に一般公開にて行われています。蓮華寺で行われる墓前祭では、ご住職による読経の中、本学関係者が焼香し、矢口悦子学長が「南無絶対無限尊」を三唱しました。その後、哲学堂公園の四聖堂に場所を移し、安齋隆理事長からの挨拶、円了の末裔である井上進氏による遺文の朗読があり、再び矢口学長が「南無絶対無限尊」を三唱しました。最後に宇宙館で行われた記念講演では、哲学堂公園の四聖堂に祀られる哲学の四聖(釈迦、孔子、ソクラテス、カント)から本年度は孔子を取り上げ、文学部 坂井多穂子教授が『儒教社会における「狂」』をテーマに講演をされました。円了が精神修養の場として創設した哲学堂公園にて、改めて哲学について想いを馳せる時間となりました。
Philosophy Hall Festival