應援指導部「全力のエールに全力の応援をください!」プロジェクトをクラウドファンディングで実施(目標金額を上回るご支援をいただきました)
本学は2024年度、「東洋大学における寄付型クラウドファンディング事業の実施に関する要項」を制定し、クラウドファンディング事業の導入に向けて準備を進めてきました。このたび、その第1弾として「東洋大学体育会應援指導部」によるクラウドファンディングを8月15日~10月15日までの期間で実施しました。應援指導部は1981年に創部され、現在では硬式野球部や陸上競技部(長距離部門)など、体育会運動部の各種大会における応援活動の中心的存在となっています。近年は新入部員の急増に伴い、応援活動で使用する楽器や道具が不足する事態となりました。こうした背景を受け、本学はスポーツ特化型クラウドファンディングサービス「スポチュニティ株式会社」と連携し、応援グッズの購入資金を募る取り組みを実施しました。皆さまからのご支援により、期間中に目標金額である100万円を大きく上回る185万2千円のご寄付をいただきました。ご支援いただいた皆さまの思いをこれからの“エール”に変えて全力で応援してまいります。
多様な価値観を育むプログラムを展開。
2025年度TOYO SDGs Weeksを開催
本学ではSDGs活動を多面的に推進しており、学内のSDGsムーブメントの醸成と、地域社会の未来のために主体的に行動する人の育成を目指し、毎年10月から11月の約1ヵ月間にSDGs関連イベントを集中的に実施する「TOYO SDGs Weeks」を開催しています。シンポジウムやコンテスト、講演会、ワークショップなど、多様なプログラムを展開し、2025年11月1日にはSDGs推進センターといのち総合研究機構が共催でSDGsシンポジウム「未来を拓く研究力―研究成果の社会実装を通じたSDGsへの貢献―」を開催。シンポジウムには約200名が参加し、研究者による社会貢献のビジョンや、産学連携による実践事例の紹介を通じて、研究成果をいかに社会課題の解決やSDGsの達成につなげていけるのかを考える機会となりました。期間中には合計21種類のプログラムが行われ、延べ2,000名以上が参加。多くの学生や一般参加の方々がSDGsへの理解をより深めました。
井上円了が遺した想いを胸に、
哲学の四聖に触れる哲学堂祭を開催
2025年11月1日、東京都中野区の蓮華寺本堂および哲学堂公園にて2025年度哲学堂祭を挙行しました。哲学堂祭とは、哲学の普及を願った本学の創立者 井上円了の遺言に基づいて、毎年11月の第一土曜日に一般公開にて行われています。蓮華寺で行われる墓前祭では、ご住職による読経の中、本学関係者が焼香し、矢口悦子学長が「南無絶対無限尊」を三唱しました。その後、哲学堂公園の四聖堂に場所を移し、安齋隆理事長からの挨拶、円了の末裔である井上進氏による遺文の朗読があり、再び矢口学長が「南無絶対無限尊」を三唱しました。最後に宇宙館で行われた記念講演では、哲学堂公園の四聖堂に祀られる哲学の四聖(釈迦、孔子、ソクラテス、カント)から本年度は孔子を取り上げ、文学部 坂井多穂子教授が『儒教社会における「狂」』をテーマに講演をされました。円了が精神修養の場として創設した哲学堂公園にて、改めて哲学について想いを馳せる時間となりました。