2018年度

円了学習 in 東洋大学

6月29日(金)、本学創立者 井上円了の生誕の地、新潟県長岡市にある市立越路小学校の6年生99名が白山キャンパスを訪問しました。

今回のキャンパス訪問は1泊2日の修学旅行のプログラムのひとつであり、児童が日頃から進めている郷土の偉人である井上円了について勉強する「円了学習」の一環です。

当日のプログラム

 
1 開会式(スカイホール)
2 「頌徳碑清掃お礼」贈呈(大学から)
3 円了学習(これまでの円了学習についての発表・大学の先生のお話・質疑応答)
4 白山グリークラブによる歌のプレゼント
5 施設見学・記念写真撮影(井上円了記念博物館、井上円了像)

初めに、大学を代表して竹村学長から歓迎の挨拶があり、続いて越路小学校校長先生からは、「哲学的思考を身につける入口として、円了学習は児童の皆さんにとって大事な学びの機会となっています」、と大学への謝辞と挨拶がされました。

その後、井上円了の遺徳を後世に伝えるために東洋大学が昭和32年に創立70周年記念事業の一環として建立した頌徳碑を毎年清掃していただいている越路小学校の皆さんへ、大学からお礼が贈られました。

続いて、児童の代表がこれまで学んできた井上円了の業績や生涯、そして「東洋大学の先生におうかがいしたいこと」について発表しました。その後、児童の質問に答える形で、三浦節夫教授(ライフデザイン学部/井上円了研究センター)と自身も越路小学校出身である長谷川琢哉研究員(井上円了研究センター客員研究員)からお話がありました。

最後に三浦教授からは、「志を持つこと。実現するまで諦めないこと。は円了先生が勝海舟に教わったことでもあります。皆さんも夢を実現するまで諦めず頑張ってください。」というメッセージが送られました。

今年は、越路小学校の皆さんが修学旅行の円了学習で東洋大学を訪問され始めて20年目、そして頌徳碑が建てられ61年目ということで、越路小学校の皆さんから円了学習の御礼として「みんなで仰ぐ頌徳碑」の歌のプレゼントがありました。

また、昼食をとった後は、合唱指導などの活動を通して交流をしている白山グリークラブによる合唱が行われました。

最後に、クラスごとに分かれて井上円了記念博物館を見学し甫水の森にある円了像で記念写真を撮影し、全てのプログラムを終え有意義な時間を過ごすことができた様子でキャンパスを後にしました。