About Toyo University 学祖祭・哲学堂祭
学祖祭とは
東洋大学の創立者である井上円了は、中国・大連における講演中に脳溢血で倒れ、1919(大正8)年6月6日に61歳で逝去しました。 東洋大学では、毎年の祥月命日に東京都中野区哲学堂公園近くの蓮華寺において、創立の原点に立ち返る学祖祭を開催しています。
学祖祭は法要や墓参などを行なっています。法要後の墓参は、一般公開しております。
哲学堂祭とは
哲学堂祭は、哲学の普及を願った井上円了の遺言にもとづき、毎年11月の第1土曜日に東京都中野区哲学堂公園において、一般公開で開催しています。蓮華寺での墓前祭ののち、哲学堂公園で記念講演会がおこなわれます。講演会では、円了が哲学の始祖として定めた釈迦、孔子、ソクラテス、カントの「四聖」を毎年順番に取り上げています。円了は、式典の開催時期や会場、提供する飲み物などを遺言書で定めており、参加者には甘酒、珈琲、紅茶が用意されています。
井上円了の墓
蓮華寺にある、ユーモア溢れる井上円了の墓です。生前、円了自ら写真の通り「井」の「上」に円了を象徴する「円」の墓碑が乗ったデザインを考案しました。設計は哲学堂公園にある四聖堂や六賢台を手掛けた山尾新三郎、円盤の文字は梵語学者の南條文雄、側面の墓碑銘は漢学者の土屋弘(鳳洲)によるものです。円了が逝去した翌年の1920(大正9)年に建てられました。