学校長メッセージ(受験生向け)

受験生への校長メッセージ    20210317-_3170059

2027年度入試 7月号

みなさんは「スヌーピー」をご存知ですか?
そうです。漫画「Peanuts(ピーナッツ)」の登場人物です。

 

作者であるCharles Monroe Schulzさんは、自分が漫画家になることを応援してくれた母親を若くして亡くし、一時期軍隊に入隊して漫画とは縁遠い生活を送っていたのですが、母親との約束を果たすためにコツコツ書き溜めていたそうです。そして1950年に新聞で「Peanuts(ピーナッツ)」の連載を開始し、長年の夢だった漫画家デビューを果たしたそうです。

 

もう一人チャーリーブラウンもキャラクターとして、忘れてはなりません。作者は、このチャーリーブラウンに自分の主義主張を代弁させていたとも言われています。

 

さて話しを、元へ戻しましょう。
実は私の友人に、生徒や保護者から「スヌーピー先生」と呼ばれている方がいます。彼は、スヌーピーのキャラクターグッズで持っていないものはないそうです。そんな友人が教えてくれたスヌーピーの名言です。

  

 「何も期待しなければ、何も得られない」

 

リスクを取らなければ成果も喜びも手に入らないという、前向きな行動を促す言葉だと言われています。夢や目標、他者に対して期待し、行動を起こすことの重要性を説いているんだと思います。

 

その期待が「重荷」だという方も、いらっしゃるかもしれません。しかし自分自身を含めて期待されたり、期待することで一歩前へ進んで見ようと思うことも、よくあることです。少なくとも期待されるということは、その人自身にそれだけの力があると見込まれたからだと思います。力のない人に、期待などしません。野球でもサッカーでも、期待するから応援する。応援されるから、頑張れる。だから結果が出る。

 

今日から、自分に期待しましょう。何故なら、あなたにそれだけの力があるからです。それには、多少のリスクがあるかもしれません。でも、それを乗り越えて掴んだものは、きっと最高のものだと思います。

 

あなたにとって何が最高のものかは存じませんが、それを得られた日を夢見て、まずは一歩、踏み出しませんか?前に進まないと、いつまで経ってもゴールは見えてきませんよ。

 

とにかく、動くのは「いつやるの?」「今でしょ!」。
今日が一歩を、踏み出す日です。
頑張れ!応援しています。

2027年度入試 6月号

私には、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテと言えば、ドイツを代表する文豪というイメージがあります。
しかし実際には自然科学者、政治家として、多才に活躍した人物でもあります。
そんなさまざまな業績を評価して、「万能の天才」とよんでいる方もいます。
ゲーテは沢山の名言を残していますが、私が好きなのは次の言葉です。

 

  道のりは、一歩一歩の積み重ねでしかない。

  

この言葉は、イチロー選手の「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」やアントニオ猪木さんの「踏み出せば、その一足が道となる」という詩でも、似たような意味で使われています。

 

ただ根本的に違うのは、ゲーテの方が本当に1つずつ、1つずつ石垣を積み重ねるかのようにゆっくりでも良いから進んでいこうと言っているように聞こえます。スポーツ選手のような、晴れやかな舞台へ出ていく人たちの言葉ではなく、地道に1歩ずつ、1歩ずつ歩んでいこうという、本当の積み重ねを言っているように、私は思います。

 

私は、ゲーテの方が大きな目標へ向かうためには、目の前の一問、今日覚える一つの単語、明日の過去問1回分の「小さな一歩」こそが、最も大事なのだと言ってくれていると考えます。

まずは今日、やるべきことだけを見つめ、明日へ向けて着実に前進しましょう。

2027年度入試 5月号

みなさんは、山高篤行医師をご存知でしょうか?

 

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で「恐れの先に、希望がある」というタイトルで紹介された小児外科医です。他で「治療ができない」と言われた患者も引き受け、10,000人を救ってきたスゴ腕。1人1人症状が大きく違い、型どおりの方法が通用しない子どもの手術。新生児では大人の10分の1ほどの小さな臓器をミリ単位の精度で手術する。そんな彼に、重い肺の病に悩む3歳の少女が頼り、やって来ました。経験の少ない難手術、限界に挑み命を救う闘いに取り組んだ姿が報道されました。

 

「9割が手術前の準備で決まる。手術は、手術する前に終わってしまっている。」
「本気で準備を1個1個やって行けば 助けられるっていうか、もう無理だと思っていた手術に光が見えてきて、その光が段々、膨らんできてやれるっていう風になるってこと」
「常に、臆病であれ」「ゆっくり早くやれ」

 

この先生の治療方針には「この患者様が自分の娘なら、どのように診断し、いかなる手術を選択し、どのように術後管理を行うかを考えていく。」と書かれています。そして術中、難しい局面を迎えた際にも、「娘の名前を心の中で呼び」決断を下します。手術は一例一例異なり、簡単な手術などありません。何が起きるか分からないのが手術です。山高先生は執刀前に「心を込めて、丁寧に、そして安全に。」と祈るそうです。

 

既に小学生低学年の頃に「手術を生業にする」「外科医になる」ことを決めていた山高医師。

山高先生の研究熱心な姿を見ていると、志望校に合格できるかどうかは、試験本番でのパフォーマンスではなく、その前の勉強にあるとおっしゃっているのではないかと思います。

みなさんも臆病になって、90%の準備をしてみませんか!

2027年度入試 4月号

ホームページをご覧いただいているみなさん、こんにちは。
校長の 星野 純一郎 です。

 

今年度も、より大きな目標に向けて日夜頑張っていらっしゃる受験生のみなさんに向けて、必ず立派な桜が咲くようにという願いを込めて、この「受験生への校長メッセージ」をお届けしていきます。

桜の花に限らず満開となった花は、見ている者にとっても大きな力になります。
花は、季節に応じた綺麗な色だけではなく、来年の春には大きな実を提供してくれていることでしょう。

 

“「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。”

 

これは戦後初の三冠王を取った野村克也さんの言葉です。監督としても「ID野球」と呼ばれ、野球を「考えるスポーツ」として体系化した方でもあります。私の中では、捕手として前人未到の記録を打ち立てた「強打者」であり、弱小チームで選手を再生させ常勝チームをつくり上げた「名将」でもあります。

誰もが叱られると、嫌なものです。私も正直、辛く感じた時期もありました。
しかし、「叱る」側からみてみると、「叱られる人」の可能性を信じて「相手をもっと良くしたい」という愛情をもって、さらなる成長を願いながら言ってくださっているということに気がついてから、相手が伝えようとしていることを受け入れる、「叱られる」ことに前向きな姿勢が大切だと思い始めました。

 

より良い考え方や方法や手段、足りないものを、どれだけ真正面から受け取れるかが、次へのステップに必要なのではないかと今では考えるようになりました。

 

ほら今日も、あなたのことを好きで好きでたまらない人が、本気で「叱って」くれていますよ!