年次計画・各年度の進捗状況、最終成果報告

平成29年度

目標

【研究目標】

研究初年度は、各研究テーマが持続的に継続するための基盤データを得ることを目標とする。具体的には、
①メンタルヘルス不調および運動生理機能の測定系の検討
②熱中症バイオマーカーの探索と細胞評価系の確立
③循環系、神経系ストレスの可視化の基盤研究

【ブランディング戦略の目標】

東洋大学ならではの独自色のある研究がスタートしたことの情報をあらゆるステークホルダーに届かせる。

実施計画

【研究実施計画】

①アスリートおよび一般学生の睡眠の質の可視化やデジタルペンの筆跡解析を実施し、メンタルヘルス不調の客観的評価系確立のための基礎データを採取する。また、運動後起立ストレスと脳血管循環の関係を、海外の研究機関(テキサス大学)と共同で実施する。
②暑熱ストレスを受ける細胞(神経、骨格筋、血管、皮膚)の動態変化を解析し、熱中症模倣細胞モデルを構築。熱中症発症に関連するバイオマーカー候補を複数同定する。
③ストレスによる循環生理機能の変動の解析、および精神疾患モデル動物の脳活動をイメージするシステムを用いた解析を行い、高齢者の精神的ヘルスサポートに向けての基盤データを蓄積する。

【ブランディング戦略の計画】

あらゆるステークホルダーに向け、本研究のスタートを認知してもらうキックオフシンポジウムを開催する。また、大学HPの充実とSNSでの発信や、マス・メディアへのニュース・リリースを発信する。

【目標達成度の基準と評価法】

本事業の進捗・達成の指標は、「ブランディング戦略」の「事業の進捗・達成状況を把握する方法」記載のKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)である。全てのKPIについては、毎年度確認するが、年次計画欄に記載するのは、その年度に、特に注力して検証するものとする。本年度については、研究面は具体的な数値目標を研究テーマごとに立てて実施し、その達成度を内部および外部評価委員が評価する。ブランディング戦略は本研究の情報のSNSでの言及数、ニュースサイトでの掲載数、TV、新聞、雑誌等のマス・メディアでの掲載数、それらの情報の広告換算金額を指標として検証する。

平成29年度の進捗状況

平成29年度の進捗状況 [PDFファイル/222KB]

平成30年度

目標

【研究目標】

前年度の研究成果を基に測定・解析の頻度および精度を高めてサポート技術開発を継続する。

①アスリートのメンタルヘルス不調、脳活動領域の変動の定量化解析とコンディショニングデータ解析
②熱中症バイオマーカーの測定技術の開発と、発症メカニズムに基づいた予防栄養素・成分の探索研究
③高齢者の運動機能低下の早期把握法の開発と、運動機能および免疫機能の定量化解析

【ブランディング戦略の目標】

2年間の研究成果と2020年 オリンピック・パラリンピックに向けての研究の進捗・工程をアピールすることにより、昨年度、情報を到達させたステークホルダーに本研究を再認識してもらう。

実施計画

【研究実施計画】

①アスリートのトレーニング(強度・時間)の違いによる脳活動領域の変化を光トポグラフィーを用いて定量化する。同様にメンタルストレスを、唾液ストレスマーカーや、メンタルヘルス不調テストで可視化する。コンディショニングデータを解析し運動パフォーマンスとの相関性をAIプログラムで解析する。
②熱中症予知バイオマーカー候補の定量化技術の確立を目指す。また、ミストサウナ・温熱治療器で仮想熱中症環境でのバイオマーカーの変化を、健常人ボランティアで解析する。さらに、熱中症予防効果が期待される機能成分を、植物由来の天然成分ライブラリィ(200種類以上)から細胞模倣解析系で探索する。
③若年層、壮年層、高齢層各年代の、脳波活動の可視化技術、イヤホン型ウェアラブル測定器を用いた循環機能の測定技術、簡便免疫機能の新測定法を確立する。またサイクルコンピュータによる下肢筋肉の疲労度を測定し、高齢者運動機能の評価系の確立を目指す。

【ブランディング戦略の計画】

アスリートサポート技術の科学的検証と高齢者サポートに関するシンポジウムを開催し、そのニュース・リリースを行う。ただし、研究成果についてはシンポジウムのタイミングで発表するもの、それ以外のタイミングで発表するものなど、一般へのPR効果を考えて時期・方法等は検討する。

【目標達成度の基準と評価法】

前年度と同様に、具体的な数値目標を立てて研究を実施し、年度末に研究報告書を作成し、内部および学部評価委員の評価を得る。特に研究面では、企業との共同研究契約数や国際的な共同研究体制(海外研究機関からの研究員の招聘および派遣)の構築を評価対象とする。ブランディング戦略面では、昨年度と同じくネット上でのニュース掲載数、TV、新聞、雑誌等のマス・メディアでの掲載数といった指標を主に検証する。

平成30年度の進捗状況

平成31年度

目標

【研究目標】

研究期間中間点として、これまでの研究成果の実地検証(フィールドテスト)を行う。
①多階層的なメンタルストレスとフィジカルストレス指標をもとに、コーピング法を確立
②暑熱ストレス評価装置の開発と、熱中症予防成分の効果の多階層的な解析と実用化検討
③高齢者を対象とした運動機能低下の早期把握法の確立と、アスリートサポート技術の適応

【ブランディング戦略の目標】

これまでと同じく研究成果をアピールするとともに、海外研究機関との共同研究など、国際的な研究が進んでいることを主にアピールする。それにより、「スーパーグローバル大学創成支援事業」の実施により生まれている国際的な大学というイメージをより強固なものとする。

実施計画

【研究実施計画】

①アスリートのメンタルストレスおよびフィジカルストレスを、デジタルペン、脳血流量解析、ブラキシズム解析、シートセンサなどで多角的に可視化し、アスリートパフォーマンスに影響を及ぼすストレスに対するコーピング法を、AIを活用し国内および海外の研究機関と共同で開発する。
②猛暑下での作業を要する職業を対象に、ウェアラブル装置による発汗・皮膚血流量等を多項目で測定し、生体応答の評価系を確立する。熱中症を予防する機能成分の効果を、細胞・動物を用いて確認し、食品・製薬企業との産学共同研究開発を行う。
③本学と地域包括連携している自治体と協力し、高齢者を対象とした運動機能低下の定量化に向けての書字行動解析技術を確立する。また①の研究結果をフィードバックし、フレイル予防に繋がるトレーニング法の講習を行い、下肢筋肉の疲労度と運動生理機能の変化を測定する。

【ブランディング戦略の計画】

2020年オリンピック・パラリンピック東京大会のアスリートサポートおよび観戦者サポート(熱中症対策)の国際シンポジウムの情報発信を行う。国際共同研究についての一般対象のマス・メディアへの露出は難しいと考えられるが、受験生、在学生及び保護者、卒業生(校友)といったステークホルダーに向けた本学メディアでの発信に注力する。

【目標達成度の基準と評価法】

研究事業の中間点としてこれまでの研究成果を検証するために、海外ジャーナルへの論文発表数、海外学会での発表数、論文の被引用数、論文のインパクト、世界大学ランキングの各項目の評点を主に検証する。さらに、アスリート、高齢者および熱中症罹患者に対するサポート技術の実用化に向けた、企業との共同研究開発の進捗も、研究成果の評価の基準とする。また、事業開始から3年を経過することから、ブランディング戦略によるイメージの浸透について、イメージ調査を行う。これにより、事業開始時と比較して、イメージの浸透度を計測する。

2019年度の進捗状況

3カ年の成果報告

3カ年の最終成果報告書


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