Research ライフイノベーション研究所
About
健康寿命延伸のために必要な健康増進や高齢期における
ケアプランの強化を中心に調査・研究を進め、
その成果を発信していきます。
研究所概要
- 趣旨・目的
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我が国は世界に類をみない速度で、超高齢社会に突入しています。また、平均寿命は男女ともに年々延伸し、令和元年度には男性81.41歳、女性87.45歳に達しました。その一方で、「日常生活に制限のない期間の平均」と定義される健康寿命は、令和元年度では男性72.68歳、女性75.38歳にとどまっており、平均寿命と健康寿命の差は男性8.73年、女性12.33年となっています。このまま有効な対策を講じなければ、この差が拡大していくことになり、今後は介護給付金等の社会保障費がますます膨らむことが予想されます。今後の日本社会では生活習慣病などの慢性疾患予防と健康増進、介護予防などにより平均寿命と健康寿命の差を短縮することが重要であり、このことが生活の質の低下を防ぐとともに社会保障負担の軽減につながります。
本研究所では総合大学の強みを生かし、健康寿命延伸のために必要な健康増進や高齢期におけるケアプランの強化を中心に調査・研究を進め、研究成果を発信していきます。
- 研究内容
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本研究所では健康寿命延伸のために必要な研究領域である若年期からの健康増進プランおよび高齢期におけるケアプランの強化が主な研究内容となります。
そこで、
- 腸内細菌叢のバランスを介した健康維持増進
- 食生活を中心とした生活習慣の不規則性改善に関する研究
- 健康寿命を縮める主な原因になっている生活習慣病の予防に関する研究
- アスリートの健康栄養管理法の構築と中高齢者の健康管理への応用
- 住環境改善による健康寿命の延伸
の5グループに分類し、効率的に研究を進めていくとともに、更に多角的な観点から研究を進めていきます。