2021年12月18日 東洋大学東洋学研究所 研究発表例会

東洋大学東洋学研究所

第4回オンライン研究発表例会

 

日時: 令和3年12月18日(土)午後2時55分より

場所: オンラインリモート(Zoom)発表会(運営 東洋学研究所)

14:55~17:30予定

 の辞  14:55          東洋学研究所 所長     渡辺 章悟

    (15:00~ 17:20)

15:00~15:40
Bhūtaḍāmaratantraのマンダラ観想法―BBT、HBTの記述比較
藤井 明 奨励研究員

(発表要旨)
Bhūtaḍāmaratantraという、仏教とヒンドゥー教でタイトルを共有する儀軌が存在する。
本発表では、Bhūtaḍāmaratantraにおいて説かれる、マンダラの記述の後のマンダラの観想方法に焦点を当てて論じていきたい。仏教版Bhūtaḍāmaratantra (BBT)では第4章、ヒンドゥー教版Bhūtaḍāmaratantra (HBT)では第6章でこのマンダラの観想方法が説かれている。BBTにおいてはこの章はsiddhimaṇḍalavidhiと呼ばれており、前の章で説かれたマンダラの各尊格の勧請方法や観想の方法、そして尊格それぞれのマントラが説かれている。
本発表では、BBTおよびHBTで説かれるマンダラを用いた観想法の記述の比較をすることによって、仏教における観想とヒンドゥー教における観想法の相違点と類似点を提示したい。

(10分休憩)

15:50~16:30
エピクロスの快楽主義と現代の自殺
岩崎 大 客員研究員

(発表要旨)
自殺が悪であるという宗教的説明は、死後の処遇に対する恐怖を伴いながら自殺抑止として機能してきた。しかし現代の自殺において、宗教や死後についての意識は希薄化しており、自殺企図のある若年層を中心に、自殺予防運動に対して、自殺を個人の権利として擁護しようとする切実な声が広がっている。本発表では、エピクロスの快楽主義に基づいて自殺願望をひとつの欲求として解釈し、社会学的アプローチを踏まえつつ哲学的実践のありかたを検討してく。

(10分休憩)

16:40~17:20
キリスト教と仏教との間での哲学的影響―ペドロ・ゴメスの『講義要綱』を通じて―
フレデリック・ジラール 客員研究員

(発表要旨)
キリスト教徒、とりわけイエズス会の宣教師たちは、セミナリオやコレジオの教育体系や護教書によって、日本に新しい理念や概念や認識をもたらした。その中でも第一にあげられるのはペドロ・ゴメスによる宇宙論や哲学についての講義要綱であり、それは1595年に和訳され、重要な役割を果たした。日本の側では、キリスト教徒が永遠の魂、永遠の天国、まったき自由といった教義を示したとき、仏教徒は同じ教義を示したが、それは仏教の中での正統な教義ないしは流布した教義ではなかった。キリスト教と仏教との間での相互理解は皆無であった。



閉会の辞・総評  
17:20~17:30    東洋学研究所 研究員     相楽勉  

 

 

○本研究発表例会は、オンライン(Zoom)にて行います。参加費無料ですが、申し込みが必要です。

○申し込み方法:toyogaku@toyo.jp宛てに12月16日までにメールをお送りください。メール本文には、「名前」「住所」「電話番号」を記載して下さい。

折り返しZoomURL、パスコードをお送りします。

○お問い合わせ先 東洋大学東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20  電話番号 03-3945-7483

HP: http://www.toyo.ac.jp/research/labo-center/toyogaku

Twitter: https://twitter.com/beVAkpnlytNTvlL/status/1309777995452751872

 

2021年12月18日研究発表例会ご案内 [PDFファイル]