Research 福祉社会開発研究センター

About

福祉社会における新たな価値の創発と
支援システムの構築を目指した研究を実施しています。

福祉社会開発研究センター

国連『世界人権宣言』以降、社会的に弱い立場におかれた人たちの人権、存在価値を認める努力がなされています。福祉社会開発研究センターは、「相互承認」(mutual recognition)の価値を理論的に探究し、IoT、ロボット等を活用する先駆的な社会福祉実践からその価値を捉え直しながら、これからの福祉社会に求められる新たな価値を創発する研究を行っています。

センター概要

研究目的・概要

2022年度からの研究テーマは、「福祉社会における新たな価値の創発と支援システムの構築」で、これまでセンターが行ってきた研究の蓄積をさらに発展させて、「相互承認(mutual recognition)」の価値を理論的に探究し、ICT、IoT、ロボット等の科学技術を活用する先駆的な社会福祉実践を検証し、福祉社会に求められる新たな支援システムを構築することを目指しています。

この目的を達成するために、センターでは、理論研究、実践研究、開発研究の3つのユニットを構成し、そしてそれぞれのユニットが、以下に示した側面から専門的知見に基づいて研究を推進し、同時に相互にフィードバックし合いながら、福祉社会に求められる新たなシステムを追究していきます。

  • 「相互承認」の価値を理論的に探究する
  • ICT、IoTやロボット等を積極的に社会福祉実践に適用し、支援システムを構築する
  • 新たな価値を共有するIoT、ロボット等の科学技術を改造・開発する

本研究では、相互に認め合うことに「価値」があり、それによって、社会的につながりが弱い、バルネラブルな人たちが特別視されることなく、支えられる社会を創ることは可能であるという考え方に立脚しています。そのために、新たな福祉社会を成立させる新しい「価値」を理論的に探究し、その「価値」を具現化するための支援システムをSociety 5.0に見合うロボットの活用、ICT、IoTといったテクノロジーで加速させ、福祉実践のイノベーションを実現し、最終的には、社会的なつながりを創出する新たな支援システムを提起したいと思います。

紀要

研究員・客員研究員