研究所プロジェクト(井上助成)
現在進行中の研究所プロジェクト
過去の研究所プロジェクト
プロジェクト名称 | アジア諸言語史資料の汎用性データベース開発と構築 |
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代表者 | 三沢伸生 |
研究分担者 | 植野弘子, 斎藤里美, 松本誠一(研究員)/竹内洋介(客員研究員) |
期間 | 平成28年~30年度 |
概要 |
既存の多くの研究期間が実施しているように、データベースは単なる史資料の集積物ではなく、史資料の重要性を示すように工夫・設計し公開していかなくては意味がない。したがって長い歴史を有して多くの史資料を有している本研究所において、いかなる史資料を選択して、どのようなデータベースを構築すれば、より規模の大きい学術的な共同研究を喚起するものになるかを主眼に、研究員・客員研究員による共同研究で具体的なデータベースを設計し、必要に応じて中国人・韓国人・東南アジア諸国・イスラーム世界に関して国内外の研究者を共同研究者として迎えて、補完的な史資料の分析・整理を行って、データベースの設計を行い、これを出版、CD-ROM・DVDを用いた資料集の作成、本学ホームページ上に展開している本研究所のホームページにおいて公開していくことを目的とする。 |
プロジェクト名称 | グローバル化時代の境域社会における民族再編のダイナミクス―東南アジア・東アジアの地域間比較 |
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代表者 | 長津一史 |
研究分担者 | 植野弘子, 後藤武秀, 松本誠一, 山本須美子, (研究員)/井出弘毅, 加藤剛, 宮下良子(客員研究員)/石井正子(その他) |
期間 | 平成26~28年度 |
概要 |
本研究の目的は、国境をめぐってドラスティックな地域変動下にある東南アジア・東アジアの境域社会の変容を、民族の再編過程に焦点をおいて動態的に捉え、地域間比較の視点から分析・解明することにある。比較の対象は、東南アジア島嶼部(フィリピン・マレーシア・シンガポール・インドネシア)の国境域と、東アジア沿海部(日本・韓国・台湾・中国)の国境域である。具体的には、国境管理については、対象とする2地域の出入国管理や国境警備等に関わる制度と実践の変化を、地域の民族動態については、国境をまたぐ生活圏を生きてきた民族集団の社会空間・ネットワークの変化と、かれらのエスニシティにかかわる自己表象の変化をそれぞれ考察の対象とする。2つの地域社会の諸民族は、1990年代のグローバル化以降、国境管理体制が変動するなかでいかに自らを再編してきたのか、その過程とパターンにはどのような異同ないし地域性が見出されるのかを明らかにしていく。 |
プロジェクト名称 | 珠江デルタ地帯における西洋近代法と伝統的宗法規範の対立と同化に関する研究 |
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代表者 | 井上貴也 |
研究分担者 | 李芝妍, 後藤武秀, 深川裕佳(研究員)/朱大明(客員研究員) |
期間 | 平成27~29年度 |
概要 |
本研究は、マカオ、香港において実際に機能しているレベル、すなわち動態としての法及び法現象を研究対象とするものである。珠江デルタ地帯の私法は、ヨーロッパ大陸法の系統に属するポルトガル法(マカオ)、イギリス法(香港)、伝統中国法である宗法が機能している。これらの相互関係、特に西洋近代法と伝統的秩序との対立と同化を主たる関心事項として、これらの法体系が裁判の場においてどのように適用され、どのような摩擦を生じているか解明を試みる。 |
プロジェクト名称 | 東アジア・東南アジアにおける西洋近代法と慣習法の関係 |
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代表者 | 後藤武秀 |
研究分担者 | 井上貴也, 李芝妍, 深川裕佳(研究員)/中田有紀(客員研究員) |
期間 | 平成24~26年度 |
概要 |
東アジア・東南アジアの現代の法制度は西洋近代法の模倣によって成り立っている部分が多い。しかし、これらの地域には伝統的な法慣習が多く認められ、現実には慣習法と西洋近代法を基礎とする国家制定法とが協働する形で法の運用が行われている。 |
プロジェクト名称 | アジア境域における跨境的生活様式の研究-東アジア・東南アジアの比較 |
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代表者 | 松本誠一 |
研究分担者 | 植野弘子, 後藤武秀, 小林正夫, 長津一史, 山本須美子(研究員)/井出弘毅, 宮下良子(客員研究員) |
期間 | 平成23~25年度 |
概要 |
本プロジェクトが目的として掲げていることは次の4点である。
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プロジェクト名称 | 近代日本の民族スポーツ形成におけるアジア諸民族の役割 |
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代表者 | 石井隆憲 |
研究分担者 | 三沢伸生(研究員)/福田義昭(客員研究員) |
期間 | 平成23~25年度 |
概要 |
本研究は、戦前・戦後を通して近代日本の民族スポーツの形成において極めて大きな役割を果たしてきたアジア諸民族の役割について、とりわけ西アジア諸民族の中から、戦後日本の格闘技系スポーツにおいて貢献を果たしたタタール系トルコ民族に対象を絞って、学術的に研究する上において不可欠となる基礎的資料の発掘・データベース構築を行いながら、収集した資料に依拠しながら学術的研究の俎上に取り上げられることが稀有である、こうしたアジア諸民族の役割について解明することを目標とする。 |
プロジェクト名称 | アジア文化圏における経済法制の諸相 |
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代表者 | 井上貴也 |
研究分担者 | 後藤武秀, 李芝妍(研究員)/盛岡一夫(客員研究員) |
期間 | 平成20年度、平成21~23年度 |
概要 |
中国・台湾において、これらの地域における経済活動の大きな部分を占める外資企業あるいは合弁企業においては、わが国と異なり多数の一般株主が存在しないことが特徴である。また、韓国においては財閥企業が存在するため、企業結合法と企業統治について経営の健全性からの検討が必要である。本研究では、中国、韓国、台湾における内国企業をはじめ、外資会社、合弁会社についての企業統治について法制度と実務の両面から検討を行なう。 |
プロジェクト名称 | 中国農村経済の構造変化と労働市場:「ルイス転換点」に関する日中比較研究 |
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代表者 | カク仁平 |
研究分担者 | 今東博文, 続三義(研究員)/阿部照男, 横川伸, 飯塚勝重, 南亮進(客員研究員) |
期間 | 平成21~平成23年度 |
概要 |
本研究は、現代中国社会において緊急に解決を迫られているいわゆる三農(農村、農業、農民)問題について中国政府が実施してきた諸政策、とりわけ近年新たに実施された新農村建設政策を取り上げ、現地調査を通じてその政策の内容、実施状況及び問題点について研究するものである。またこの政策のもとで、どの様にして農民が脱貧富裕化への道を辿ろうとしているのか、またこれらの政策が中国の「三農問題」、とりわけ農村・農業の構造変化にどのように影響を与えようとしているのかを究明しようとするものである。 |
プロジェクト名称 | 境域アジアのトランスナショナル・コミュニティ―地域間比較の定礎に向けて― |
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代表者 | 松本誠一 |
研究分担者 | 植野弘子, 後藤武秀, 小林正夫, 長津一史, 山本須美子(研究員)/井出弘毅, 金東光, 比嘉佑典(客員研究員) |
期間 | 平成20~22年度 |
概要 |
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プロジェクト名称 | 近代日本におけるトルコ(タタール)系イスラーム教徒に関する基礎的研究 |
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代表者 | 三沢伸生 |
研究分担者 | 石井隆憲, 駒井義昭(研究員)/奥山直司(客員研究員) |
期間 | 平成20~22年度 |
概要 |
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