MENUCLOSE

甫水会会長挨拶


東洋大学甫水会 会長挨拶 

会長写真 


2019年度 甫水会会長 荻野 雅彦
Masahiko Ogino

皆様こんにちは。東洋大学甫水会会長の荻野雅彦でございます。埼玉県北支部に所属しております。先日の評議員会におきまして、平成最後の会長の任期を終え、そして令和最初の会長という事でもう一年会長を仰せつかることとなりました。どうぞよろしくお願い致します。

東洋大学甫水会は白山キャンパス8号館に本部事務局を構え、全国56支部、27,000名の余りの会員の皆様で構成される組織で、大勢の方々のご支援ご協力を賜り、今年1月創立60周年の節目の年を迎える事が出来ました。皆様方に対しまして心より御礼申し上げます。

東洋大学甫水会は今から60年前、1959年(昭和34年)1月、「東洋大学学生の父母又は学生の保護者相互間の連絡を密にし、大学の興隆発展に協力すると共に、大学と協力して学生の心身の健全な発達を図る」という設立趣旨の基、「東洋大学父兄会」として産声をあげました。途中1994年(平成6年)1月に学祖井上円了先生の雅号を頂き「父兄会」から「甫水会」へ名称を変更し25年、併せて60年の歳月が経過いたしました。伝え聞いた話によりますと、設立当初は財政難やその後の学生紛争の影響等もあり、また幾多の存続の危機にあい決して平坦な道のりではなかったようですが、大学を始め多くの方々のご理解ご協力を賜りながら、そして会員皆様の良識に支えられながら、時代に合った会の運営と事業展開と共に60年脈々と「襷」が繋がってまいりました。

現在東洋大学は、13学部46学科、31,000名を超える学生が学ぶ総合大学として、大きく発展を遂げているところでございますが、大学の発展と共に甫水会は全国でも有数の伝統と規模を誇る父母会となりました。干支で例えると丁度1周した事になります。これからも会を守り、そして維持・発展させるためにも、今改めて設立趣旨に立ち返り、存在意義を再確認し、まずは61年目の確実な第一歩を踏み出していきたいと存じます。

世界に目を向けますと、現代社会は「ヒト・モノ・カネ・情報」が世界を駆け巡るまさにボーダレス社会であります。グローバル化、急速な技術革新により社会全体が高度化、複雑化している状況があります。また現在日本では、少子高齢化等がもたらす様々な社会問題、経済的要因がもたらす様々な格差、解決できない難問が数多く横たわっています。大学、学生に関係する話題と致しましては、就職協定の廃止、終身雇用の終焉、年功序列の見直し、キャリア採用、そういったキーワードのニュースが最近非常に多くなりました。来年2020年、東京で2度目のオリンピックが開催されますが、教育も大きく変わる「教育改革の年」と伺っております。「きっと大学も教育の質の転換を求められているんだろうなあ」「大学はこれからが本当の競争なんだろうなあ」「社会問題が山積する中で、大学の果たすべき社会的役割・責任というのは大きいんだろうなあ」と甫水会活動を通じ、様々な事をうかがい知ることが出来ます。

「平成」から「令和」へと新時代の幕開けとなる中、今年度東洋大学は私立大学のべ志願者数で全国第2位、10年前の約2倍を超える12万人を突破いたしました。しかしそういった事に対し浮かれることなく、また時代や環境の変化に流されることなく、地球規模の視点から物事を捉え、自分の未来を切り拓くことのできる「グローバル人財の育成」に全力を注いでいます。そして東洋大学はさらなる進化を遂げるべく「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の3つを教育の大きな柱として掲げ、「東洋大学は世界標準の教育と研究、社会貢献活動を推進するのみならず、国際的に優れた水準の大学を目指す」といった『未来宣言』の実現を目指し、ワールドクラスの大学への道が踏み出されています。

学祖井上円了先生の教えであります「諸学の基礎は哲学にあり」、これからはどんな時代・環境になろうともまさに、「自分で考え、自分で行動する」『哲学する姿勢』が益々重要になってくるのではないかと存じます。学生たちは「変革の時代」に臆することなく、この東洋大学で学んだこと、経験した事に自信をもって、『哲学する姿勢』を忘れずに、大きく社会に羽ばたいていって欲しいと切に願うばかりであります。教職員方々に於かれましては、引き続き学生に対する熱心なご指導をお願いできればと存じます。大学は「教育改革」、これから社会へ出る学生は「意識改革」が求められています。我々父兄も意識を同じくし、大学・学生の置かれた状況を十分理解して、大学の目標に共感・共鳴をし、微力ではありますがこれからも大学の興隆発展に貢献できればと、決意を新たにしているところでございます。甫水会といたしましても大学との「協働」「連携」、学生への「支援充実」、会員同士の「連帯感」を一層強力に推し進めていきたいと存じます。会員の皆様におかれましては、甫水会の事業、行事にはご気軽にご参加いただきますよう、本部・支部役員一同お待ち申し上げております。

最後となりますが、今後とも東洋大学甫水会に対しまして、ご理解ご協力をいただくと共に、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。皆様の今後のご多幸とご健勝、そして東洋大学の益々の発展をご祈念申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。