【東洋大学×埼玉ワイルドナイツ】健康スポーツ科学科谷塚ゼミナールの企画デザインで熊谷ラグビー場をブルーにライトアップしました

東洋大学と埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉ワイルドナイツ)との連携協定に基づき、健康スポーツ科学科の学生による考案企画で、ホームグラウンドである熊谷ラグビー場さくらオーバルフォート隣りの園路をチームカラーのブルーにライトアップするプロジェクトを実施しました。

本プロジェクトは当学科の谷塚ゼミナールに所属する学生の企画・提案に、埼玉ワイルドナイツからのご賛同とご尽力をいただき、また、実施場所の管理者である埼玉県公園緑地協会にご協力いただき、産学官の連携事業として実現に至りました。

谷塚ゼミナールでは「熊谷ラグビー場の集客を増やすためには」を2022年度の後期課題とし、ゼミナールの検討で集客に効果的だと考えた①学内イベント②イルミネーション③SNS活用の3つをテーマごとのグループに分かれて、34名の学生たちがさまざまな取り組みを始めました。実際に赤羽台キャンパスでのイベントを3回開催し、埼玉ワイルドナイツの選手にオンライン出演していただいてのトークショーなども実施しました。

その中でイルミネーション班の学生8名が考え、提案したものが採用され、この度実際に熊谷ラグビー場でライトアップされることとなりました。

デザインテーマはWild knights Blue night ~青い光で輝けワイルドナイツ~。学生たちのアイディアによりイルミネーションデザインが決定し、埼玉ワイルドナイツの全面バックアップと埼玉県公園緑地協会の協力の下で実施設計されたものです。
今後も谷塚ゼミナールとワイルドナイツとの連携は継続していく予定で、本ゼミナールではスポーツを通じた産官学の連携を進めていきたいと考えています。
 
東洋大学×埼玉ワイルドナイツのコラボイルミネーションは、熊谷ラグビー場さくらオーバルフォート隣りにて、年間を通して(夏季を除く)ご覧いただける予定です。


あずま屋としだれ桜のイルミネーション 
 
路面もワイルドナイツのチームカラーにライトアップ
 
企画したイルミネーションと谷塚ゼミナールの皆さん

本プロジェクト担当した谷塚 哲講師のコメント

今回、ゼミナール内でラグビープロクラブである埼玉ワイルドナイツの集客案を考えるプロジェクトを実施したところ、一つのグループから「熊谷ラグビー場にイルミネーションを点灯し、若者が集まるスポットにしたい」という案があがりました。そのため学生たちは日本全国で開催されているイルミネーションスポットを調べ、その中からどんなイメージで制作するのが良いかアンケートをとったり、実際にイルミネーションスポットや熊谷ラグビー場に行って試合を観たり、と自分たちで見て、調べ、考えてアイディアを形にしていきました。そしてイルミネーション実施目的やデザイン案などをまとめた企画書を作り、埼玉ワイルドナイツと熊谷ラグビー場へプレゼンをしました。
企画実施にあたり、当初は予算を学生たち自身でクラウドファンディング等の手段で獲得することまで考えていましたが、埼玉ワイルドナイツが学生の企画案を採用してくださり、クラブ負担で実施できることとなりました。学生たちが考えたイルミネーションは、今後、熊谷ラグビー場、熊谷市のシンボルになると思います。
学生たちは、実際にクラブから依頼を受け、企画内容を何度も何度も考え、企画書を作り、プレゼンをすることができました。その過程で実際に出来ることと出来ないこと、上手くいったこと、上手くいかなかったことなど、それは今後、社会に出た時に必要な経験、知識になったと思います。そして自分たちで考えたことが、採用され、実現することの充実感や達成感、嬉しさなどを感じることができたと思います。 

このプロジェクトを企画した学生(2023年3月卒業生)のコメント

〇森谷依蕗さん
より若い層を集客していくにはどのような方法があるのかという議論の中で、冬の風物詩であるイルミネーションがいいのではないかと思いつきました。
その理由の1つ目は、実地調査に行った際、バス停から熊谷ラグビー場までの道が街灯が少なく、ナイター戦では周りが真っ暗であることに気が付いたためです。そのため、イルミネーションを設置することで、会場周辺の防犯や観客の安全にも繋がるのではないかと思いました。
また2つ目は、調査の一環として行ったアンケートの中で、冬になると様々なイルミネーションを観に行く機会が増えるという結果が出たため、ラグビー目的ではなくイルミネーション目的で来てくださる方も増えるのではないかと考えたからです。
企画で苦労したことは、理想のイルミネーションを考えるだけでなく、その製作を予算内に収める必要があったことです。話し合う中で憧れの装飾をするには膨大な費用がかかることがわかりました。理想と予算の塩梅を考慮して検討を重ね、実現可能な範囲内でよりよいものをつくるよう努力しました。結果的に、ファンの皆さんが見て写真を撮ってくださるようなより良いものができたと思います。
まさか「イルミネーションをしよう」という自分の一言で、熊谷ラグビー場を青く照らすことができるなんて思ってもみませんでした。
これからもっとパワーアップした熊谷ラグビー場を今後も楽しみにしています。

〇藤田 貴美佳さん
このプロジェクトは熊谷ラグビー場への若者の集客数を上げることを目的に企画しました。
集客のためには、まずは話題性が必要であると思い、若者に人気なフォトスポットやSNS映えするものを企画することを思いつきました。
活動のなかでイルミネーションは毎年冬になると若者のスポットとなるので、効果的なのではないかという結論になりました。
企画を考える上で苦労した点であると同時に面白かったことは、光を照らす場所やデザインなどを工夫し、どのようにしたら人の目を引けるのかを考えたことです。
また、ただイルミネーションを作るだけでなく、そこから先の若者の認知へのつなげ方や、より多くの人に試合に来てもらうための施策が重要であると感じました。
自分達の企画案が形になることはとても嬉しく、実現するからには成功出来るよう全力で取り組んできました。
協力してくださった方々に感謝の気持ちで一杯です。今後も卒業生として後輩たちの取り組みが広まるようサポートしていきたいと思っています


プロジェクト実施に向けたプレゼンの様子

2023年度も新たな取り組みに向けて活動中


コラボイルミネーション設置情報

  • 期間:2023年3月ライトアップ開始。以降は年間通して(夏季を除く)ご覧いただける予定です。
  • 場所:熊谷ラグビー場さくらオーバルフォート隣りの園路(埼玉県熊谷市)

関連情報

さくらオーバルフォート(外部リンク:パナソニック公式Webサイト)

熊谷スポーツ文化公園(外部リンク:公益財団法人埼玉県公園緑地協会Webサイト)

 

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