2022 年 11 月 5 日（土）10 時 00 分から、東京都中野区の蓮華寺・哲学堂公園において 2022年度哲学堂祭を実施した。「哲学堂祭」とは、哲学の普及を願った本学の創立者井上円了の遺志により、毎年東京都中野区の蓮華寺・哲学堂公園において開催している。今年はコロナ禍において、昨年同様に規模を縮小して大学関係者のみでの実施となった。
哲学堂公園に隣接する蓮華寺で行われた墓前祭（井上円了の墓前での読経と焼香）の後、哲学堂公園内にある「四聖堂」へ移動し、哲学祭が行われた。冒頭に安齋隆理事長の挨拶、続いて井上円了の曾孫にあたる井上進氏による遺文の朗読、矢口悦子学長による「南無絶対無限尊」の三唱が行われた。
哲学堂公園内にある四聖堂には、井上円了が哲学の「四聖」と崇めた釈迦、孔子、ソクラテス、カントが祀られている。この四聖を毎年順番に取り上げ、同じく哲学堂公園内にある「宇宙館」において記念講演が行われている。
今年度は「ソクラテス」をテーマとして、本学文学部哲学科教授の松浦和也先生が「ソクラテスの告発者たち」と題して記念講演を行った。
当日は、円了の遺言によりふるまわれた甘酒、コーヒー、紅茶、お茶を楽しみながら歓談する姿が見られた。
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