三浦節夫名誉教授が『日本人に哲学を広めた男 井上円了』を刊行しました
「真理は哲学にあり」
井上円了博士は大正八年(1919)に中国・大連で客死しましたが、それに対して多くの新聞に追悼文が寄稿されました。
また東洋大学発行の追悼文集『井上円了先生』に、184本の追悼文が掲載されました。
本書では、新聞記事、追悼文集の中から、博士の業績ならびに人物像をあらわした物を取り上げ、日本の哲学創成期における円了の存在と役割を再確認させます。
なお、本書は三浦節夫名誉教授の最後の著書となりました。
三浦節夫名誉教授は2022年9月18日にご逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。
【目次】
序章 客死編
一、最後の巡講
二、最期の日
三、死亡記事と業績の見方
四、各人の講和
五、葬儀
六、「人間一生で、どの位の事業ができるのか」
第一章 業績編
一、哲学
二、仏教
第二章 人物編
一、生涯評価
二、人物論―卒業生たち
三、人物論―教員・学者たち
四、結論としての三人の人格論
価格(税込):2200円
発売日:2022年9月30日
出版社: 教育評論社
ISBN:978-4-86624-066-4