【グローバル・イノベーション学研究センター】シンポジウム「Human Mobility and Innovation: Crises and Opportunities」が開催されました

2025年10月26日(土曜日)の10:00から17:00にかけて、東洋大学グローバルイノベーションセンター主催のシンポジウム「Human Mobility and Innovation: Crises and Opportunities(人々の移動とイノベーション:危機と機会)」が開催されました(於:東洋大学白山キャンパス125記念ホール、8号館)。

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シンポジウムでは「人々の移動」「教育」そして「イノベーション」等をテーマに各登壇者が研究成果を報告。登壇者と参加者との間でディスカッションも盛り上がりました。現代社会において「人々の移動」をめぐる課題とそれに対する議論の重要性は今後さらに重要度を増していくことが改めて確認され、国際的な学術交流の重要な機会となりました。

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当日の主なプログラムは以下の通りです。

【基調講演】

スカラブリニ移民研究所(フィリピン)上級研究員、元研究所長 アシス・マルハ・ミラグロス
「移民、危機、機械―イノベーションとのつながりと空間を探る―」

【パネル1: 危機における人の移動】

1. JICA緒方研究所 研究員 野口 扶美子
「ツバル気候移民の移動と非移動を再考するーエンパワーメントと場に根差した在来知の観点から」
2. 創価大学 国際教養学部 准教授 コーリ・アナ
「気候変動におけるアイデンティティと移動の再考―環境的避難と人口減少を踏まえた日本の移民問題への取り組み―」
3. JICA緒方研究所 客員研究員 ロビレス・リセット
「気候変動、移民、人間の安全保障―災害避難の再考―」

討論者: 東洋大学 国際地域学部 教授市川 顕

【パネル2: 人の移動と地政学】

1.東洋大学 国際地域学部 教授 市川 顕
「ポーランドが直面するもう一つの難民危機―ベラルーシ国境を越える難民に関する考察―」
2. 東洋大学 国際地域学部 准教授 山崎 周
「中国の移民政策と自由主義的国際秩序:移民に対する慎重な姿勢の漸進的変化」

討論者: 九州大学 法学部 准教授  大賀 哲

【パネル3: 大学の変容と留学生】

1. 東洋大学 国際教育センター 講師 二子石 優
「日本における外国人留学生の入学経路と卒業後進路:JASSO統計に基づいて」
2. 東洋大学IR室 教授 劉文君
「留学生のキャリア意識と進路志向―日本人学生との比較―」
3. 京都大学 教育研究科 講師 ブラザーフッド・トーマス
「大学の国際化と国内学生と留学生の共学」

討論者: 国際基督教大学 教養学部 教授西村幹子

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