【受賞・表彰】理工学研究科の堀江夏樹さん(高岩研究室)、小寺彩乃さん(工藤研究室)、理工学部建築学科の中谷友香さん(高岩研究室)が日本建築学会主催 建築文化週間 学生グランプリ 2025 「銀茶会の茶席」 において『審査員賞』を受賞

日本建築学会主催 建築文化週間学生グランプリ2025「銀茶会の茶席」が開催され、理工学研究科 建築学専攻 博士前期課程2年生の堀江夏樹さん(高岩研究室)、小寺彩乃さん(工藤研究室)、理工学部 建築学科 3年生の中谷友香さん(高岩研究室)が『審査員賞』を受賞しました。

審査員の木村知弘先生より,「不可能な茶の所作を可視化した空間として、その中でリアルなお茶の所作が行われる。この不可視なものとリアルなもののコラボレーションした空間がとても新鮮な印象を受けた。」という評価をいただきました。

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受賞者コメント

この度は、審査員賞をいただき大変光栄に存じます。まずは、研究室の機材を使用させていただいたこと、そして日頃より温かくご指導くださった高岩先生に、心より御礼申し上げます。また、多くの場面でサポートしてくれた皆様にも心より感謝いたします。本コンペティションを通して、貴重な経験を積むことができたとともに、自身の成長にもつながる大きな機会となりました。今回の受賞を励みに、これからも学びを大切にしながら、一層精進してまいります。

提案内容

かつて集うことが許されなかった時間を経て、今、また当たり前のように顔を合わせ、誰かとともに過ごせることのありがたさを感じています。
本設計では、コロナ禍に役目を終え保管されていたアクリル板にもう一度光を当て、集うことの喜びと、場が持つ静かな重みを感じられる茶室を提案します。流派ごとに異なる茶道の所作を、モーションキャプチャで捉え、重なり得なかった時間や記憶を空間に積層させることで、茶の湯を通してここにある集いの暖かさと、時間を超えて紡いできた人々の繋がりを感じられる設計としました。

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