本映画祭は「持続可能な観光」の実現のために、全世界からSDGsと観光をテーマにした短編映画を募集し行う国際コンペティションで、今回で5回目の開催となりました。
今年も「観光保護」「オーバーツーリズム」「伝統文化の継承」など現在世界中が抱える観光の諸問題をテーマに、独創的なアプローチで映し出した映像作品を広く国内外から募りました。その中から最高の映画、新しい持続可能な観光を提案する映画、新しい映像スタイルによって観光の新規開拓を実現しうる映画に賞を与え、これらを含む入選作品を上映。映画を創る人、見る人共にSDGsを考え、「人にも地球にもやさしい観光」を実現するのが目的です。
2024年度は105カ国の国地域から1570本の応募がありました。
本映画祭の前半は「持続可能な観光を考える -オーバーツーリズムと観光地」と題したシンポジウムを開催。本学大学院生、TA、国際観光学部のボッゲンドルフ・ローレンツ准教授による研究報告とともに、持続可能な観光を実現させるための今後の取り組みについて知見を深めました。
後半では、選考委員会での厳正な審査の結果に基づく入選作品(10作品)を本映画祭で上映し、優秀作品(最優秀作品賞ほか4賞)を発表し、記念品を贈呈しました。
- 最優秀作品賞
Film Title:An Artists Purpose
Directed by:Sean Delahay - 審査員賞
Film Title:カグラ
Directed by:Riku Takahashi, YU-RIN - 東洋大学国際観光賞
Film Title:Dear Tara
Directed by:Harman Singh - 学生賞
Film Title:Where We Left Off
Directed by:Ephraim Ryan Pranata, Mai Anh Nguyen