2024年度より東洋大学の重点研究推進プログラムとして、「責任ある研究・技術開発に向けた多文化的ELSIの組織化」(研究代表者:松浦和也)を開始いたしました。本研究プログラムは、ELSI(倫理的・法的・社会的課題)に関する理論研究とその発信を通じて学内外におけるELSIネットワークの構築を進めています。加えて、私たちが日常のなかで無意識のうちによって立つ価値規範を問い直して言語化することを通じて、日常世界と文化に根差したELSIの継続的発信を目指します。
今回は日常的倫理観の言語化の第一歩として、〈推し活〉に焦点を当て、〈推し活〉の現場がどのようなコミュニティであるのか、そしてそこに潜在する価値とは何であるのかを、〈推し〉とともに考えます。
日時
2024年9月30日(月)14時45分~17時 (受付開始:14時)
※東洋大学関係者(学生・教職員)の申し込みは不要です。当日はTOYO-PASS(学生証・教職員証)をご提示下さい。
※その他の方は以下のリンク先より、事前登録をお願いいたします(申込期間:8月1日(木)13時~9月20日(金)15時)。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0239qbtgksu31.html
会場
井上円了ホール(東洋大学 白山キャンパス)
プログラム
開会の辞〈沼田一郎/東洋大学文学部・教授〉
ご挨拶〈矢口悦子/東洋大学学長〉
趣旨説明
- なぜ〈推し活〉を研究対象とするのか〈津田栞里/東洋大学文学部・講師〉
- 〈推し活〉における儀礼的側面と人間性〈山口しのぶ/東洋大学文学部・教授〉
- 〈推し活〉とエスノメソドロジー〈河村裕樹/松山大学人文学部・講師〉
0.1gの誤算 緑川裕宇氏 ご講演
休憩
全体質疑
閉会の辞〈松浦和也/東洋大学文学部・教授、「ELSIの組織化」研究代表者 〉
ゲスト講師 略歴
緑川裕宇 (0.1gの誤算 ボーカル)
洗足学園音楽大学卒業
2007年よりV系バンドとして活動を開始し、マステマ†ドルキーム(2007-2009)、LucaRia (2010-2014)を経て、2016年に0.1gの誤算を結成、現在に至る。同バンドでは、ほぼすべての楽曲の作詞・作曲を務める。氏の楽曲はコミカルなものからバラード、そしてクラシックに関連付けされるようなものまで、曲調が多数展開される点に特徴があり、株式会社バンダイナムコゲームス(現:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)をはじめ、各方面から作詞・作曲の依頼が寄せられる。
YouTubeチャンネル「緑川ゆうch」では、ファンを巻き込んだ奇想天外な企画が話題を呼び、2023年には登録者10万人を達成、現在は18万人の登録者数を誇る。SNS上で垣間見えるコミカルで可愛らしい姿とは裏腹に、激しいライブパフォーマンスでファンを魅了。
2024年に入ってからは、JAPAN EXPO in Thailandに出演し、大きな注目を浴びるなど、海外でも話題に。また、豊洲PITで行われた8周年ワンマンライブは、約2000人を動員して成功を収めた。こどもの日には全国から集まった子供たち限定のライブを慣行するなど、子供たちからも愛されている。現在は、今年3月にリリースした「アルテミスの憂鬱~銃口とマリア~」のリリースイベントを各地のタワーレコードで行うとともに、5月からは全国ツアーを開催中。8月14日には、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での自身の生誕ライブを予定している。
本件に関するお問合わせ先
シンポジウム〈推し活〉を学問する 運営事務局(津田)
tsuda+0930office@toyo.jp