福祉社会デザイン学部が近隣団地のヌーヴェル赤羽台に開設するコミュニティ活動拠点「Hintmation」の開設と運営に協力します

発信日:2024年3月25日
情報更新日:2024年4月25日

本学赤羽台キャンパス近くにある、ヌーヴェル赤羽台は赤羽台団地(1962年建設)の歴史を引き継いで建設され、幅広い年代の入居者、本学学生、近隣の方々など多様な人が行き交わっていますが、コロナ禍の影響もあり、世代間の交流や地域活動の機会が減少しています。 こうした背景を踏まえ、本学福祉社会デザイン学部、UR都市機構、株式会社URコミュニティ、日本総合住生活株式会社の4者で協定を締結し、共同研究を立ち上げて、持続可能なコミュニティ形成とその拠点づくりについて検討を進めてきました。

その結果、さまざまな世代がゆるやかに出会える機会を日常的に生み出す機能を団地に組みこむことが必要であると考え、ヌーベル赤羽台の15号棟1階に、コミュニティ活動拠点「Hintmation」(ヒントメーション)※1を、2024年4月26日(金)にオープンすることになりました※2。

本学福祉社会デザイン学部は、所属する学生が発案するデザイン・ワークショップ、子育て支援や多様な人々の交流促進イベントの実施を通じて、Hintmationがもたらす効果をアカデミックな視点から分析・検証し、シェアスペースや集会所、広場など豊かな団地環境をもっと使いこなすヒントを考えていきます。

【水村容子教授/福祉社会デザイン学部長のコメント】
少子高齢化や家族の小規模化が進む現在の日本社会では、地域の人々とゆるやかに繋がる場所の必要性が強まっています。こうした場所をサード・プレイスとも呼びますが、自宅でも職場でもない、こうした第3の場所が生活の中に存在することは、自分が暮らす街への愛着やプライドを醸成すると同時に、地域の人々と関わる様々な場面をもたらします。私たち東洋大学・福祉社会デザイン学部の学生と教員は、ヌーベル赤羽台に新たに設置される場所「Hintmation」において様々な活動を展開し、「Hintmation」を地域の皆さんの愛される場所に育てるお手伝いをしてきたいと考えています。 皆さんもぜひ、立ち寄ってください!

【2024年4月25日追記】
2024年4月25日に「Hintmation」オープンセレモニーが執り行われました。
セレモニーに出席した水村学部長は、福祉社会デザイン学部の紹介とともに創立者・井上円了の教育理念を説きながら『この場所が、学びや研究の教材となれば』と挨拶し、『この空間をいかにして有効活用していくのか、そしてデザインすることをお手伝いしていきたい』と期待を述べました。
5月から福祉社会デザイン学部生によるワークショップを開催する予定にしています。

福祉社会デザイン学部Webサイト

※1
「Hintmation」とは、Hint(ヒント)とinformation(情報・知識・案内所)の造語です。団地や地域にお住いのみなさまが、散歩や外出のついでに気軽に立ち寄って赤羽台での暮らしを楽しむヒントが得られる場所になるうようにとの思いが込められています。

※2
「Hintmation」開設時間等
・オープン日:2024年4月26日(金)
・開設時間:午前10時30分~午後6時
・定休日:日・月・祝日
・所在地:東京都北区赤羽台2丁目1 15棟1階
・Webサイト:
 https://www.ur-net.go.jp/east/action/akabanedai/index.html?channel=main


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