2024年3月5日から4月3日まで、能登半島地震の復興支援として、現地でのボランティア活動を4つのクール(期間)に分けて、本学・金沢大学・金沢星稜大学・早稲田大学の合同チームで実施しました。本学は、各クールにおいて教職員と学生がペアとなり参加しました。
そして、本学では4月5日にボランティア活動参加者による報告会を実施しました。
高山直樹社会貢献センター長から「この報告会は、現地でのボランティア活動を継続的に進めていくための意見交換の場でもある」と趣旨を述べ、「東洋大学としてどのような復興支援できるかも考えていきたい」と話しました。
各クールの代表者から活動報告とともに、
- 「災害ごみ」は、元は財産で個々の想いが詰まっていたものだから、勝手に処分するのではなく逐一確認しながら対応することも必要である。
- お年寄りや震災により落ち込んでいる人に接し、さまざまな話しを聞いていくうちに元気になっていくことを体感した。若手のボランティアには活気を与える役割があると思った。
- 地元で積極的に買い物などして、経済を回していくことも大切であると思った。
といったコメントを共有しました。
今回のボランティア活動に参加した金沢大学の川澄厚志准教授も本報告会に参加。「能登半島の地域は限界集落や過疎地が多くあり、高齢化も進んでいることから、東日本大震災や熊本地震の復興とは異なる手段を求められている。このことを念頭にした計画が必要ではないか」と話しました。
本学では、夏季休暇期間におけるボランティア活動を計画しています。
今回のボランティア活動で経験したことを基に、学生ボランティアチーム・SDGsアンバサダー・教職員が一体となり支援していくことにしています。