パプアニューギニアで実習を行いました。

2023年10月21日~29日、国際社会学科2年次選択必修科目「国際社会プロジェクト演習」の一環としてパプアニューギニア独立国にて実習を行いました。参加者は学生9名と教員1名でした。

活動の一部は、パプアニューギニア大学(UPNG)人類学・社会学・考古学部門と共同で実施しました。参加学生はUPNGモツポレ島研究センターに宿泊し、同大学のlinus digim’Rina先生とRoxanne Tsang先生の講義を受けました。またdigim’Rina先生の指導の下、参加学生は、UPNGの学生と一緒に島の対岸にあるTubusereia村で村落実習に取り組みました。村落実習は、一帯を領有するクランの首長であるFelix Daroa氏の協力を得て行われました。実習後、UPNGの学生とともに参加学生は、実習成果についてプレゼンテーションを行いました。

その後、モツポレ島滞在中の活動について参加学生は、在パプアニューギニア日本国大使館およびJICAパプアニューギニア事務所にて実習報告を行いました。同大使館では渡邊信之大使からパプアニューギニアに関するミニ講義もしていただきました。館員の吉川伊織氏には、大使館で働くことになった経緯や仕事の概要についてお話しいただきました。またJICA事務所では、松岡秀明所長から参加学生に向けてご自身の経験をふまえたエールをいただきました。所員の長瀬良太氏とJICA海外協力隊員の内山翔太氏には参加学生とのグループ意見交換会に参加していただきました。

また参加学生は、日本のODAによって建設されたジョイスベイ下水処理場を訪問し、ポートモレスビー市内における衛生環境の向上過程と下水処理場の果たしている役割を学習しました。この訪問にあたりNerius Kua所長のご協力をいただきました。このほかUPNGキャンパスの訪問、ポートモレスビー自然公園と国立博物館美術館の視察、ボロコ市場の巡検も行いました。 今後は、現地でお世話になった方々や機関への報告のため、同時に実習での学びを深めるため、英語でのプレゼンテーションと報告書の作成に取り組みます。

Motupore島にて
Motupore島にて

渡邊信之大使のミニ講義の様子
渡邊信之大使のミニ講義の様子

JICAパプアニューギニア事務所
JICAパプアニューギニア事務所

ジョイスベイ下水処理場の見学
ジョイスベイ下水処理場の見学

3月26日、「国際社会プロジェクト演習(キャリアコース)」のウェブページを公開しました。
また実習報告書が完成しました。こちらよりご覧ください。

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