経営学部蜂巣ゼミと食環境科学部露久保研究室が栃木県大田原市の3小学校閉校・統合に伴うイベント「想い出給食」を企画・開催

経営学部の蜂巣旭准教授ゼミと食環境科学部の露久保美夏准教授研究室は大田原市役所と連携し、2024年1月26日(金)に、この春統合される大田原市の湯津上、蛭田、佐良土の3小学校に通う小学生児童を対象としたイベント「想い出給食」を実施しました。

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実施にあたり、蜂巣ゼミの学生たちはクラウドファンディングを、露久保研究室の学生たちは学祭や地域イベントでフード販売を実施。経営学部と食環境科学部それぞれの学びの成果をいかした形で資金を調達し、給食メニューのビーフカレーやコールスローサラダに使われた牛肉、野菜などの食材を調達し学校に寄付しました。米は連携したJAなすのから無償で提供いただきました。
当日は湯津上小学校で給食を調理・提供してもらい、湯津上小の全児童と蛭田小、佐良土小の5.6年生総勢150人に振る舞いました。

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蜂巣ゼミと露久保研究室は「郷土愛を育む」ことや「食育」を目的とし、パンフレット、ホームページや動画コンテンツも制作。児童たちに、生産者や地元出身者等関係者の想いやメッセージを伝えました。動画には市長や地元大田原市出身のお笑いコンビU字工事さんにもご出演いただきました。
そして、記念品として湯津上小、佐良土小、蛭田小の全児童へ各校の校章が描かれた「想い出クッキー」を贈りました。

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参加した小学生からは
「他校と合同の給食も初めてで東洋大学のみなさんが考えてくださった給食なのでとても楽しく食べられた。想い出給食を通して給食にはたくさんの人たちが関わっていることを改めて知った。」
「普段食べている給食や食べ物は様々な人の苦労でできていることを改めて知ることができた。毎日、ご飯を食べるときには感謝の気持をこめて食べるようにしたい。」
などのコメントが寄せられました。

食育の観点から資料作成の監修をした露久保美夏准教授は
「『想い出給食』に時間をかけて準備してきたことが全部今日につながり、子どもたちの笑顔に会えたことが何よりの収穫と感じています。」と語りました。

イベントを企画し運営した蜂巣ゼミの学生と蜂巣准教授からは以下のコメントがありました。
千葉り子さん(経営学部3年)
 私は食材調達のためのクラウドファンディングを担当しましたが、多くの方からご支援いただくことができました。当日はたくさんの児童から「おいしかった!ありがとう!」と声をかけてもらったのが嬉しく、とても幸せな気持ちになりました。

鈴木梨乃さん(経営学部2年)
 想い出給食は地場産の素材を使うだけでなく、郷土愛を育むこと、食や地元の素材・農業について理解を深めることも目的としていました。露久保研究室と連携したことで、私たちだけでは不可能な価値を児童の皆さんに提供できたと思います。

蜂巣旭准教授
 本プロジェクトは、経営学部生だからこそ実現できた活動であったと思います。具体的には、資金調達、素材の選定と生産者との連携、小学校・行政・JAとの連携、ゼミ内チーム間の横断的な協力や露久保研究室との連携、そして価値創出のための広報活動など。
ゼミ学生が経営学で社会貢献しようとする姿に、指導教員として驚かされるばかりでした。

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▼関連リンク 
想い出給食ホームページ

大田原市立湯津上小学校ブログ 

150年の歴史に幕 閉校前の小学校「想い出給食」(Abemaニュース1/26)

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