電気電子情報専攻の樺澤一真さん(草間研究室)が国際会議・ICETC2023で『Student Presentation Award (Poster) 』を受賞

理工学研究科・電気電子情報専攻博士前期課程の樺澤一真さん(草間研究室)が、2023年12月に開催された電子情報通信学会通信ソサイエティ部門の国際会議・ICETC2023において、ポスター発表した「Validation of Kirchhoff-Huygens equation by using FDTD Method in the Radio Frequency」にStudent Presentation Award (Poster)が授与されました。
回折公式として知られているキルヒホッフ-ホイヘンスの式を開口からの電磁波の回折問題に適用し、FDTD法と比較して高速に計算できることをポスターにまとめたことが、高く評価されました。

【受賞ポスターの内容】
樺澤さんが検討したキルヒホッフ-ホイヘンスの式は、ベクトル解析で扱うグリーンの第2定理から導出される便利な回折公式です。この回折公式は鋭い指向性が得やすい光学分野で主に利用されてきましたが、これを電波領域の回折問題に適用し、計算負荷の高いFDTD法と比較して簡易かつ高速に回折パターンを計算できることを確認しました。この公式を使えば、ホーンアンテナの指向性パターンなど開口アンテナの放射特性計算に利用することができます。

表彰状を持つ濱邊さんと草間准教授
樺澤さん(右),研究指導をした責任著者の草間准教授(左)

表彰状

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