【受賞・表彰】理工学研究科の人見杏実さんが、計測自動制御学会中部支部シンポジウムのポスターセッションで「優秀発表賞」を受賞

大学院理工学研究科応用化学専攻・人見杏実さん(結晶工学研究室)が2023年9月1日に長野県上田市の信州大学繊維学部で開催された計測自動制御学会中部支部シンポジウムのポスターセッションで「優秀発表賞」を受賞しました。受賞した研究発表の題目は「C波紫外線検出器の高感度化」であり、同シンポジウムでの発表内容が計測制御技術の発展に資する優れた研究であると認められました。

受賞発表の内容

深紫外光(C波紫外線)は強い殺菌作用持つ紫外線です。深紫外光を発するLEDが開発されたことから、今後さまざまな家庭用機器の殺菌用に広く利用される可能性があります。深紫外光は人体にも有害なので安全に使用するためには深紫外光の発生状況をモニターするための深紫外光検出器が不可欠です。
人見杏実さんは深紫外光(C波紫外線)を高感度かつ簡便に検出するための蛍光増強フォトダイオード(FE-PD)の開発と高感度化について研究発表を行いました。深紫外光の照射で可視光を発する蛍光体と可視光・近赤外光用の高感度フォトダイオードを組み合わせたFE-PDの開発によって深紫外光を高感度に検出することが可能になりました。さらに、FE-PDに使用する蛍光体の表面を加工することによってFE-PDの高感度化が可能になることを見出しました。

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