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【著作紹介】道の駅の経済学-地域社会の振興と経済活性化-

 

著者:松尾 隆策(現代社会総合研究所客員研究員) 【共著】
出版社:勁草書房 
出版年:2019年8月発行
価格:3,500円+税
ISBN:9784326504633
所蔵館:白山

内容:
 制度発足後26年間で10倍以上にまで増加した、地域の創意工夫で運営される「道の駅」についての実証的・計量的分析。一般的公共施設とは異なる機能的特徴と制度的特徴を有する道の駅は、今後の日本の経済成長政策の中心的施設として期待されている。本書では、道の駅の経済的機能と地域に果たす公益的機能である防災機能の分析を行い、その効果を経済波及効果として分析する。日本の地域振興さらには経済発展の方向性を示すことを目指す。

勁草書房 の紹介ページ

 

教員メッセージ

 道の駅は制度発足後26年間で、10倍以上に増加しました。同施設は、地域の創意工夫で運営され、地域経済政策の中心的な拠点施設となっています。本書は、道の駅の地域振興への効果を歴史、理論、計量、政策と体系立てて分析しました。計量分析では、同時方程式、産業連関、DEA分析等により、道の駅の経済的機能と防災機能の分析、地銀の役割、地域への波及効果等非常に豊富な内容を示しています。一連の分析で、今後の地域振興さらに経済発展の方向性を示すように試みました。 

目次

はしがき

第1章 道の駅の歴史的展開
はじめに
第1節 道の駅の誕生と展開
第2節 道の駅の目的と機能
第3節 道の駅の新たな展開方向
おわりに

第2章 道の駅に関する理論的解明
はじめに
第1節 道の駅に関する経済的理論
第2節 道の駅に関する地域振興理論
第3節 道の駅に関する計量的理論
おわりに

第3章 PFIによる道の駅経営と地域振興
はじめに
第1節 PFI経営の特性と評価
第2節 PFI経営の計量的分析
第3節 得られた結果からの考察
おわりに

第4章 新交付金による道の駅と地域振興
はじめに
第1節 道の駅と新交付金
第2節 新交付金受領駅の計量的分析
第3節 計測結果からの考察
おわりに

第5章 道の駅の防災機能に関する研究
はじめに
第1節 道の駅と防災について
第2節 防災機能に関する計量的分析
第3節 計測結果から得られた食料等を含む含蓄
おわりに

第6章 地方銀行の収益強化対策――地銀64行による計量的分析
はじめに
第1節 金融業界の歴史と現状
第2節 同時方程式モデルと計測結果
第3節 計測結果による政策的含蓄
おわりに

第7章 北杜市の道の駅と地域活性化政策
はじめに
第1節 北杜市の自然と経済の概要
第2節 北杜市の地域活性化政策
第3節 3つの道の駅の取り組み内容
おわりに

第8章 道の駅の地域に対する経済波及効果
はじめに
第1節 道の駅の産業連関分析
第2節 経済波及効果の計測と分析方法
第3節 計測結果と政策的考察
おわりに

終章 政策的インプリケーション

参考文献
付録
索引 

[編著者] 松尾 隆策(マツオ リュウサク)

東洋大学現代社会総合研究所客員研究員。NPO法人「人と道研究会」研究員。1966年兵庫県生まれ。東北大学経済学部卒。神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。大学研究員、専門学校講師を経て現職。社会学部社会調査室勤務。主要論文:「道の駅の経営向上に関するモデル分析―民間資金等活用事業PFIの活動による地域格差」(『都市研究』15号, 2015年)ほか。

関連リンク

現代社会総合研究所 客員研究員
<査読付研究ノート>道の駅の地域内供給の経済効果―兵庫県但馬地域・阪神地域・神戸市地域の例―(東洋大学学術情報リポジトリ)