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東洋大学の学祖井上円了先生は、生涯3度にわたる旅行で計30か国を巡り、教育理念を練り上げていきました。そして、日本固有のものを大切にしながら、広く世界から学ぶ人材の育成を目標としました。
附属校である本校では、グローバル社会の未来を、主体性を持ってたくましく切り拓いていく人間力を育んでいます。そのため、十分な授業時間の確保を図り、授業内容の定着に努めています。また、Chromebookを活用したアクティブラーニングを推進しています。グローバル教育の柱としては「哲学」「教養」「キャリア」「国際理解」「課題研究」の5科目からなる「グローバル探究」を特設しました。また、ネイティブスピーカーによる英語の授業、オールイングリッシュゾーンの設置など毎日の生活の中で英会話を行う環境の整備をしてきました。さらに、フィリピン、オーストラリア、シンガポール、マレーシアでの現地家庭等でのホームステイを含む海外語学研修を実施し、体験を通して英語力を高める機会の提供をしています。並行して、英語による落語の発表、ディベートやインタラクティブフォーラムへの参加、海外での英語によるプレゼンテーションなど情報の発信にも力を入れています。この結果、中学修了時には、県全体の英検3級取得率と本校の英検準2級取得率がほぼ同じ割合となっています。中学3年で2級を取得している生徒も毎年8~9%います。高校で英検準1級を取得した一貫生は3名出ています。
本校での、体験的で幅広く深い学びは、大学入学共通テストで求められる能力の育成にも十分対応しており、中高一貫1期生からは、京都大学、北海道大学、筑波大学、千葉大学などの難関国立大学を含む6名の国立大学合格者が出ています。GMARCH等でも5名が合格しています。また、北京外国語大学に合格している生徒もいます。
本校中学校には、21の部活動があり、生徒が熱心に活動しています。特に、テニス部は、県の大会で優勝するなどの実績があります。高校には42の部活動があり、陸上競技部、駅伝部、テニス部、相撲部、空手道部は全国レベルです。陸上のU18室内60m大会では大会新記録で全国優勝をしました。空手道でも女子個人組手で全国制覇を果たしています。東京オリンピックスポーツクライミング代表である野口啓代選手は本校の卒業生です。箱根駅伝を走っている卒業生もいるなど、卒業後も活躍しています。
施設面では、全てのクラスにWi-Fi環境が整備されており、コロナ禍にあってもオンラインで授業が行えました。また、400mの人工芝グラウンドを整備し、快適な環境下で授業や部活動が行えています。
私たちは、生徒の皆さんの充実した学校生活と進路希望の実現を全力でサポートしていきます。東洋大学附属牛久中学校・高等学校で、あなたの未来につながる無限の可能性にチャレンジしてみませんか。
教育理念
〈1〉基本理念
東洋大学の創立者、井上円了の建学の精神
「諸学の基礎は哲学に在り」「知徳兼全」「独立自活」
〈2〉教育目標
①知的好奇心と高い志をもち、自ら考え、自ら行動する意欲溢れる生徒の育成
②深く考える力と本質に迫る健全な批判精神を培い、将来社会に貢献できる人材の育成
〈3〉教育方針
①人権尊重の精神を基に人間教育を充実させる。
②学力を向上させ、生徒の進路希望を実現させる。
③魅力ある教育活動を展開し、地域社会に貢献する。
・「国際理解教育」「理数科教育・環境教育」「中・高・大の連携教育」の推進
・特に文部科学省「SGHアソシエイト校」、及び茨城県「世界に羽ばたく人材育成推進事業校」の選定を踏まえ、中学校段階から「グローバル人材育成のための研究開発とその実践」に力を入れる。
育てたい生徒像
①人間として必要な基礎基本と「確かな学力」を確実に身に付けた生徒
②知的好奇心と高い志をもって積極的にチャレンジし、自らの進路を開拓する生徒
③何事にも主体的に取組み、仲間と切磋琢磨して粘り強く努力する生徒
④豊かな教養と優れた知性・感性をもって自ら考え、自ら行動する意欲溢れる生徒
⑤スポーツと芸術を愛し、心身ともに健康で他人を思いやる優しい生徒
目指す学校像
①人間教育に力を入れ、基礎基本を徹底する学校
②グローバル社会を「逞しく生き抜く力」=「21世紀型人間力」を育成する学校
〇「豊かな教養」……体験活動を含む多様な教育活動を展開する
〇「確かな学力」……常に授業を工夫し教育水準の維持・向上に努める
〇「健やかな身体」……心身の健康の維持向上に努める
③一人一人の個性・能力を伸長させ、生徒の希望する進路を実現する学校
④互いに切磋琢磨して認め合い支え合う愛校心の強い学校
⑤魅力ある教育活動(国際理解・哲学・キャリア・部活動等)を行い、地域社会に貢献する学校
本校の特色
〈1〉1学年60名の少人数の学校
生徒一人一人の顔の見える、手厚い指導を行っています。3年後に1学年60名がそのまま附属牛久高校の「中高一貫コース」に進学します。
この少人数による中高一貫教育では、大学進学に関する指導はもちろん、大学や大学院の先を見据え、10~15年後の社会人に必要とされる英語力や豊かな教養、思考力、論理力、プレゼンテーション力等のグローバルリーダーとしての素養を育成します。
〈2〉快適な学習環境の中で週6日間、週38時間の授業
冷暖房や湿度管理だけでなく、太陽光発電やLED電球、シャワーレットトイレ、歯磨き洗面所等も備わっています。
自由に使える談話室・ミーティングルーム・All English Zoneなどの生活空間もあります。
各教室にプロジェクターやスクリーン等も備え、机は一回り大きく、椅子も健康に配慮するなど学習環境は快適そのものです。
このような学習環境の中で豊富な授業時間(週38時間)を活用し、生徒一人一人の習熟度を確認しながら、じっくり丁寧な指導と発展的な指導を積極的に行って「確かな学力」を身に付けられるようにしています。
この正規の学習時間の他に個別指導のための自習時間も準備しています。
〈3〉「自分の哲学」をもつ
「諸学の基礎は哲学に在り」の建学の精神に基づき、人生で最も大切になる「考える習慣」を身に付け、生徒一人一人が「自分の哲学」をもてるように指導しています。
深く考え、自分の考えを他人に論理的に説明できるように指導しています。
〈4〉生徒全員が一人一台のタブレットPCを所有
授業の予習・復習はもちろん、レポート作成や課題研究等での資料収集の際に活用します。
同時にパソコン教室のPCを活用するなどして、21世紀の情報化社会に適切に対応できる情報収集・活用能力を育成します。
〈5〉1年次から基礎的な学習と発展的な学習を計画的に実施
生徒の習熟度を見ながら基礎的学習はもちろん、発展的学習も積極的に採り入れ、将来の進路希望が実現でき
るよう、幅広い教養と高度な学力を身に付けられるように指導します。
〈6〉文部科学省「スーパーグローバルハイスクールアソシエイト校」、茨城県「世界に羽ばたく人材育成推進事業校」の選定を受け、中学校段階からグローバル人材育成のプログラムを実践
中高一貫教育の特色を生かし、中学校段階から文部科学省「SGHアソシエイト校」、茨城県「世界に羽ばたく人材育成推進事業校」としての役割を果たします。
このため、「グローバル人材」の育成に必要な教科「グローバル探究」を特設し、その指導内容・方法等の研究開発を行い、その実践も行います。
教科「グローバル探究」は、「哲学」「教養」「キャリア」「国際理解」「課題研究」の5つの科目からなりますが、中学校では年間を通して「哲学Ⅰ・Ⅱ」、「教養Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」「国際理解Ⅰ・Ⅱ」「キャリアⅠ」を学習します。
〈7〉世界共通語「英語」の総合力を向上させる指導を実践
英語の授業と連動させた国内語学研修(British Hills研修)や、海外研修(南オーストラリア州政府教育庁と連携したAdelaide研修、一人1家庭に2週間のHomestayをベースにした研修)等の宿泊行事を行うとともに、中3で英検準2級、高2で英検2級取得を目指して放課後に指導を行っています。
平成30年3月に卒業し、この4月に中高一貫コースに進学した第1期生の中学卒業時の英語検定資格取得率は、「2級」以上が5名8.1%、「準2級」以上が31名50.0%、「3級」以上が54名87.1%でした。
〈8〉「All English Zone」の活用
Native Speaker2名が昼休みも放課後も待機する「All English Zone」を校内に設置しています。生徒たちがNative Speakerと気兼ねなく自由に会話し、指導を受けられるようにしています。
〈9〉理数科教育と環境教育等の充実
理科や社会科等の授業では、観察や実験、実習、演習などを取り入れ、レポート作成等の指導も行っています。4~5年の「課題研究」では、個人又はグループ毎にそれぞれのテーマを見つけて調査研究を行い、その成果を論文にまとめ、その概要を発表します。これらの指導を通して思考力や論理力、表現力、プレゼンテーション力等を身に付けられるようにします。
〈10〉潤いとアクセントのある教育を展開
遠足や博物館見学、芸術鑑賞、講演会、体験学習、外国人との異文化交流、宿泊体験学習、海外研修など、多様な教育活動を行って生徒たちの知的好奇心と学習意欲を高めています。