国際社会学科

FACULTY OF SOCIOLOGY 社会学部 国際社会学科 白山キャンパス

About

現代社会に包含される多様性を理解し、
諸課題の解決に向けて新たな価値をつくり出す

国際社会学科では、フィールドワークを軸とする現場立脚型の学習と、社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識の習得、高度な語学教育を連携させた、実践的なグローバル・シティズンシップ教育のカリキュラムを提供します。このカリキュラムのもとで学生たちは、民族、文化、宗教、ジェンダー、セクシャリティ等の多様性を学び、〈ちがい〉に起因する現代社会の諸問題を理解し、それら諸問題の解決に向けた〈実践の知〉を身に着けます。

国際社会学科の3つの特徴

01 現場立脚型の学習で国際社会の現状を理解

現場立脚型の学習で国際社会の現状を理解

国内外でのフィールドワークや社会貢献活動などの現場立脚型の学習を通じ、グローバル化の進む国際社会の現状について学びを深めます。

02 多様性を受容するための学問的基礎を習得

多様性を受容するための学問的基礎を習得

社会学・文化人類学・地域研究を軸とする学問的基礎を習得し、民族、文化、宗教、ジェンダー、セクシュアリティなどの多様性を学びます。

03 多文化共生社会の実践的な担い手を育成

多文化共生社会の実践的な担い手を育成

〈ちがい〉に起因する国際社会の諸問題を理解し、その解決と多文化共生社会の実現に向けた〈実践の知〉を身に着けます。

# こんなことも国際社会学科の学び

1年次に約1週間の国内外での実習「国際社会体験演習」に参加し、そこで得た問題意識を大学での学びの動機づけにします。2年次には、フィールドワークや社会貢献活動を行うプロジェクト型演習・社会調査演習・英語開講演習のいずれかを履修して学びを深めます。また、国際社会の多様性と諸問題に関する専門講義も受講し、3・4年次には独自の調査研究を行い、学びの集大成とします。

こんなことも国際社会学科の学び

教員一覧

こんな資格がめざせます

  • 社会調査士
  • 宗教文化士
  • 学芸員

※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

1.人材の養成に関する目的

グローバル化の進む現代社会では、人びとの多様性を理解し、持続可能な国際社会の創出に貢献する人材が求められている。国際社会学科では、フィールドワークを軸とする現場立脚型の学修と、社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識の習得、高度な語学教育を連繋させた、実践的なグローバル・シティズンシップ教育を提供することで、地球規模の視野を持って、多文化共生と多様性の支援・活用を実践的に担うことのできる次世代のリーダーを養成することを目的とする。

2.学生に修得させるべき能力等の教育目標

民族、文化、宗教、ジェンダー、セクシャリティ等の多様性に学びながら、〈ちがい〉に起因する現代社会の諸問題を理解し、それら諸問題の解決に向けた〈実践の知〉を、4年間で身につけることを目標とする。また、英語をはじめとする外国語を用いて、多文化共生や多様性の支援・活用を推進する能力を修得することも目指す。 

ディプロマ・ポリシー

国際社会学科は、学科設立の理念と教育目標に基づき、ディプロマ・ポリシーに掲げられた以下の能力を習得し、かつ必要な在籍年数および履修単位数を満たした者に対し、学士(社会学)の学位を授与する。

  1. グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究を土台として、民族・文化・宗教・ジェンダー・セクシャリティ等の人間の生き方の多様性を理解し、それらの多様性を互いに認め合い支援する能力。 
  2. 国際社会と地域社会双方の差異に起因する諸問題を考究し、その解決に向けた新たな価値や方法を創出する能力。 
  3. 多様性の尊重・理解・活用を理念とする共生社会を国際社会と地域社会双方の文脈をふまえて創造・確立する能力。
  4. 英語をはじめとする外国語を用いて多文化共生や多様性の支援・活用を推進する能力。
  5. 多文化共生と多様性の支援・活用に関わる制度や政策、サービスを創案、展開、実践する能力。 
  6. 国内外の多文化間連繋事業を展開する民間企業や団体でリーダーシップを発揮する能力。
カリキュラム・ポリシー

国際社会学科は、グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識と、国際社会に関する現場立脚型の教育を基盤として、多文化共生と多様性の支援・活用に関する実践的な能力を体得した地球市民を養成することを目指す。人材養成の目的および学位授与方針ディプロマ・ポリシーに鑑み、本学科の教育課程は以下の基本方針カリキュラム・ポリシーに沿って編成される。

  1. グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識を習得させること。 
  2. 英語および他の言語の学修を通じて国際社会の現場で調査研究を実施することのできる外国語コミュニケーション能力を習得させること。 
  3. 世界各地の社会・文化・地域に対する高度な知識を身に付け、それらの多様性の意味を理解させること。 
  4. 国際社会の現場を調査し、多文化共生と多様性の支援・活用の制度や仕組みを実践的に理解させること。
  5. 国際社会に関する文献の読解力、論理的思考力、表現力を身に付け、自ら設定した課題を解決する力を体得させること。
  6. 専門に偏らない幅広い教養を身に付けさせること。 
  7. 自立した人間として社会で活躍するための知識や技能を身に付けさせること。 
  8. 自らを律し他者と協働しながら国際社会と地域社会の双方に貢献することのできる力を身に付けさせること。
アドミッション・ポリシー

国際社会学科は、国内外でのフィールドワークや社会調査などを中心とする現場立脚型の教育により、持続可能な国際社会の創出に積極的に参画する素養をもった地球市民を育成することを目標に掲げる。学生は4年間の学修で、地球全体を視野に入れて人びとの価値観や生き方の多様性を理解し、世界各地の社会・文化・地域に関する高度な知識を土台に、グローバル化が進む現代社会の諸問題を公正・寛容・共生を尊重する立場から批判的に考究する能力を身に付ける。したがって、この目標を達成するのにふさわしい資質、基礎学力、好奇心、そしてグローバルな現場学修への参加意欲を有する次のような人物を選抜し受け入れる。

  1. 高等学校で履修する英語、国語、地理、歴史、公民等の人文・社会科学の分野において高い学力を有する学生。 
  2. 論理的、批判的、創造的な思考力の基本を身に着けており、それらの能力をより高度に発展させようとする意欲を持つ学生。 
  3. 世界および日本の現場で異文化と関わるフィールドワーク、社会貢献活動、国際交流、海外留学等のグローバルな学びに主体的かつ積極的に参加する意欲を持つ学生。
  4. 世界および日本における異なる言語・民族・宗教・文化・社会、ならびにそれらの国境を越える関係について強い関心と探究心を持つ学生。 
  5. 現代社会を構成する多様な属性・立場の人びとから誠実かつ積極的に学ぼうとする知的好奇心を持つ学生。