自分が学んで得た力を、他者や社会の役に立てたい

TOYO PERSON

日本語教師・国語科教員を目指して教職課程を履修しており、将来は福祉の現場でも日本語の力を活かしたいと考えています。この進路を意識するようになったのは、日本語教師養成講座で出会った講師の影響です。70歳を過ぎても海外で教える先生の生き方に感銘を受け、「人生には覚悟が必要なときがある」という言葉に背中を押され、大学進学を決意しました。入学後は、ゼミや授業を通じて言葉の成り立ちや使われ方に関心を持ちはじめました。福祉の場では支援を受ける人の背景に寄り添った言葉の選び方が求められ、日本語理解がより良い支援に繋がるのではと感じています。今後も、日本語と教育・福祉をどのように繋いでいけるか、模索していきたいと考えています。

また、社会福祉の分野でも自分の力を活かしたいと考え、これまで複数のボランティアに参加してきました。中でも継続的に関わっているのが、車いすの操作体験を通して、福祉への関心を広げることを目的とした団体での活動です。自分が車いすに乗る体験から生まれた「障害者の方たちが求めているバリアフリーとは何か?」という問いは、福祉を考える上で、今も自分の中に残る大きな気づきとなっています。

自分は社会人で、平日はフルタイムで仕事をしています。仕事と勉強の両立は想像以上に大変でしたが、限られた時間の中で授業に参加し、課題やレポートに取り組めたことには、大きな達成感があります。  また、若い世代の学生たちとの学びを通じた交流や、自分の専門分野を持つ講師からの講義を受けることにも、日々の充実を感じています。忙しい毎日ではありますが、それ以上に、学ぶことの楽しさを実感しながら過ごしています。

掲載されている内容は2025年8月現在のものです。