近年、不登校の子どもが年々増加していることに強い問題意識を持ち、私はその支援の一つとして注目されている「フリースクール」に関心を持つようになりました。フリースクールは、不登校支援の中でも出席扱いになるという利点があり、子どもたちの「居場所」として期待されています。一方で、その運営体制や子どもへの支援方法には多くの課題もあると感じています。こうした現状と課題について深く学びたいという思いから、このテーマを研究の対象に選びました。
私が力を入れて取り組んでいる活動の一つが、「往還型教育実習」です。これは、週に1回、小学校を継続的に訪問し、先生方の授業補助や児童との関わりを通して教育現場を実践的に学ぶというものです。従来の短期集中型の教育実習では得がたい、日々の学校現場での学びや子どもとの関係づくりの継続性が、この実習の大きな魅力です。毎週少しずつ成長する子どもたちと向き合いながら、支援のあり方を考える貴重な機会になっています。
また、専攻内で実施された運動会にも参加し、学びとは異なる場面での交流も楽しむことができました。各チームがオリジナルのTシャツや鉢巻を用意するなど、学生主体で工夫を凝らした運動会は、他クラスの仲間とも親睦を深められる素晴らしい経験となりました。
掲載されている内容は2025年8月現在のものです。