先輩からのメッセージ2024

TOYO PERSON

Q.大学院に進学しようと思ったきっかけは?
A.学部時代は日本文学を中心に勉強しました。「源氏物語の仏教」をテーマに卒業論文を書きました。大学入学以前からチベット仏教への興味があり、学部卒業後さらに学問的に仏教の勉強をしたく大学院に進学しました。 

Q.大学院進学について誰かに相談しましたか。また、周囲の反応はどのようでしたか。
A.学部の先生方や先輩に相談し進学を決めました。大学院でどのように勉強を進めるのか、いろいろなアドバイスを受けました。 

Q.東洋大学を選んだ理由や選ぶにあたって重視した点があれば教えてください。
A.仏教が勉強できる大学は日本でも限られています。東洋大学はいわゆる宗門系ではなく、一般的な大学であるということが魅力的でした。また、創立時から哲学を重視している大学ということもありました。最終的に決めたのは大学院進学相談会で出会った教員の印象でした。 

Q.入学してから感じた本学大学院の魅力や研究室の仲間とのエピソードなどがあれば教えてください。
A.大学院に入ってから同じようなことに興味がある人に多く出会えたのが一番嬉しいことです。また、研究でインドに行けるようになり、現地のチベット人僧侶の生活を目で見ることができ世界観も変わりました。 

Q.大学院生活の中で辛かったことや研究する中で大変だったことはありますか?
A.大学院は、学部と違って課題があまりないので、自発的に始めないと研究が進みません。何もしない数ヶ月が過ぎてしまったこともあり、それが大学院の厄介なところです。私の分野では言語力も問われるので、そこも大変です。 

Q.研究が煮詰まったときは気分転換にどんなことをしていますか?
A.旅行に行って綺麗な海を見に行くようにしています。 

Q.執筆している論文の内容や受けている授業について教えてください。
A.博士論文ではチベットの有名な学僧であるツォンカパが書いた密教儀式のテキストを読んでいます。チベット語の原典やサンスクリットのテキストを英訳・和訳しながら研究を進めています。テキストをメインに研究していますが、最終的には現代のチベット仏教でそのテキストはどのように活かされているかを考察したいと思っています。授業ではサンスクリットの密教文献を読んで、他の受講生と古代インドの言語や文化を深く探りながら楽しんでいます。 

Q.指導教員とのエピソードなどがあれば教えてください。
A.指導教員とインドの話をしたり、インド料理を食べに行ったりするのが楽しいです。学部より指導教員との距離が近くなるので、そこもまた大学院の楽しみの一つかなと思います。 

Q.大学院での学びを通して今後目指したい姿や将来進みたい道などがあれば教えてください。
A.修了後は大学で教えることを目標にしています。また、チベット語の仏教関連のテキストの翻訳にも携わりたいです。大学院で学んだことをしっかり将来に活かしたいと思っています。

Q.研究活動をしている日の1日のスケジュールは?
A.
  7時半 起床
  9時    共同研究室でTAの仕事
13時    大学近くの飲食店で昼食
16時半 授業
19時    帰宅
20時    研究

Q.大学院生としての1週間のスケジュールは? 
A.
月曜日 休日
火曜日 論文指導を受ける
水曜日 研究
木曜日 TAのアルバイト、講義の受講
金曜日 TAのアルバイト・研究
土曜日 TAのアルバイト・研究
日曜日 休日

Q.普段研究をしている机について、こだわりポイントなどはありますか?
A.辞書が常に近くにあります。 

Q.大学に来る日のカバンの中身について、こだわりポイントや学部生時代との違いがあれば教えてください。
A.一次資料の持ち歩きが増えました。 

Q.本学大学院を目指している受験生へメッセージをお願いします。
A.ぜひ語学力を磨いてください。 

プロフィール
出身 カナダ オンタリオ州
年齢 33歳
専門分野 チベット密教 

掲載されている内容は2024年6月現在のものです。

MORE INFO. 関連情報