Q.大学院に進学しようと思ったきっかけは?
A.動機は、学部生の頃から興味を持っていた山岡鉄舟という人物を学問的に研究するためです。進学しようと思ったきっかけは、自分の研究について理解のある東洋大学の先生に勧められたからです。
Q.大学院進学について誰かに相談しましたか。また、周囲の反応はどのようでしたか。
A.親や周囲の友人に相談しましたが、反応は好意的でした。
Q.東洋大学を選んだ理由や選ぶにあたって重視した点があれば教えてください。
A.自分の研究に理解を示してくれる先生がいらっしゃった事が最大の理由です。
Q.入学してから感じた本学大学院の魅力や研究室の仲間とのエピソードなどがあれば教えてください。
A.厳しく妥協を許さない研究姿勢がある中にも和気藹々とした雰囲気が感じられ、とても魅力的だと感じました。
Q.大学院生活の中で辛かったことや研究する中で大変だったことはありますか?
A.仕事をしながらの研究生活なので、ゼミ発表の日程の調整や、調べものをする時間の確保が大変です。
Q.研究が煮詰まったときは気分転換にどんなことをしていますか?
A.あえて仕事に集中して、一旦研究から距離を置いて見たりします。また休みの日であれば、ちょっと近場で、まだ訪れたことがないような所に出掛けて行ってみたりします。
Q.執筆している論文の内容や受けている授業について教えてください。
A.研究テーマは、「山岡鉄舟」という、幕末から明治前期にかけて活動した人物です。鉄舟は、「剣(剣道)・禅(坐禅、仏教)・書(書道)」で有名な人物で、これらの側面から語られる事は多いのですが、学問的に政治史上どのように位置づけられるのか、という視角から語られる事はほとんどありません。この政治史上に鉄舟を位置づける、という事を目標にしています。授業は、大変刺激的で発表するたびに学ぶことが非常に多く有難く出席させて頂いています。
Q.指導教員とのエピソードなどがあれば教えてください。
A.ゼミの終了後、時間がある時に食事を一緒にさせて頂く事がありますが、そういう時の指導教員からのお話しが、ゼミでの話と関連しつつも、また違う分野にも通じる趣があり、とても興味深いです。自分の研究やものの考え方自体に大きなインパクトを与えてくれる事があり、とても楽しいひと時です。
Q.大学院での学びを通して今後目指したい姿や将来進みたい道などがあれば教えてください。
A.山岡鉄舟は、現在仕事をしているお寺と関係があるので、大学院で学んだことを仕事に活かしていく事ができればと考えています。
Q.大学院進学を検討するにあたり、どのような不安や懸念点がありましたか。
A.仕事をしながら、研究生活がやっていけるのか、自分が研究者として向いているのか、きちんとした論文を書く事が出来るのか、という不安がありました。
Q.本学大学院を目指している受験生へメッセージをお願いします。
A.大学院での研究というと、難解なイメージがありますが、自分が研究してみたいテーマがあれば、それをとことん追求する事ができる素晴らしい環境です。また、周囲には様々な研究テーマを持って研究している仲間がいますので、様々な刺激が受けられ、視野も広がることで、今まで自分が思ってもみなかった知的世界へ導いてくれるのではないでしょうか。私は大学院をそのような場所だと感じています。是非、大学院を目指してみて下さい!
プロフィール
1966年生。東京都出身。都内の大学の大学院修士課程修了後、教員、福祉関係の仕事を経て、現在は僧侶。2020年4月東洋大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程に入学し現在に至る。
掲載されている内容は2024年6月現在のものです。
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