先輩からのメッセージ2024

TOYO PERSON

Q.大学院に進学しようと思ったきっかけは?
A. 大学院に進学しようと思ったのは四年生の春学期ごろです。その頃、自分の学生時代がもうすぐ終わることを意識し始めましたが、まだやりたいことがたくさん残っていることに気が付きました。その中でも、一番やりたかったのは留学でした。一年生の終わりごろからコロナ禍が始まり、留学プログラムは全てオンラインになってしまいました。オンラインの留学プログラムに参加する気はなく、留学は一時的に断念しました。四年生になり、周りの友達が休学し、留学に行っているのを見て、留学の夢がまた燃え上がってきました。自分は留学生なので、現在日本で大学に通っているのも留学ではありますが、四年間、英語とフランス語を勉強してきたので、自分の努力の成果を活かして、自分の人生に美しい色を与えたいと考えました。現在大学院2年生で、まだ留学には行けていませんが、既に留学を計画しているので、おそらくその夢は実現できると思います。
 それに加えて、四年間を通じて、日本文化・文学やフランス文化・文学、イギリス文化・文学などたくさんのものを学んできましたが、深く勉強する機会は多くはなかったと感じています。また、卒業論文についても迷うことが多く、上手くいかないこともありました。そこで、大学院に進学し、より深い学問を修めて、より良い研究をしたいと思うようになりました。


Q.大学院進学について誰かに相談しましたか。また、周囲の反応はどのようでしたか。
A. まずはもちろん自分の親に相談しました。大学院進学をすると、親が学費を払うため、親の意見を聞く必要がありました。幸いなことに、親は自分の考えを支持してくれました。
 その後、ゼミの先生にも相談しました。大学院ではどんな勉強が行われているのか、自分はどんな研究をすればいいのか、これからどんな準備が必要なのか等について相談にのっていただきました。自分は、東洋大学の学部生であり、学内推薦の条件を満たしていたことから、夏の説明会に参加して、早速研究計画などの書類を準備しました。そして、夏に試験(学内推薦のため、面接のみ)を受けました。結果は10月頃に出たため、安心して秋学期を過ごしました。 

Q.東洋大学を選んだ理由や選ぶにあたって重視した点があれば教えてください。
A. 一番重視したのは先生です。現在の主指導教員は一年生から知っている、馴染みの深い先生です。加えて、先生は自分の研究分野の専門家であるので、いつも丁寧に研究指導をしてくださいます。他の大学院への進学も考えましたが、自分と気の合わない先生に逢うかもしれないことを懸念し、自分にとっては学校よりも先生のほうが大事であると考えたことから東洋大学を選びました。
 また、学部も東洋大学で、入試が面接のみである学内推薦の条件を満たしていたので、東洋大学大学院へ進学しました。 

Q.入学してから感じた本学大学院の魅力や研究室の仲間とのエピソードなどがあれば教えてください。
A. 大学院の授業は全て少人数で行われるので、みんなが自分の意見や考えを伝え合い、話し合っています。一つの話題に対しても、たくさんの面白い意見が出るので、興味深く聞いています。また、面白いことに、自分の専攻の同級生は全員が留学生であるので、英語でしゃべったり、全く異なる文化や習慣に触れたりして、本物の「国際文化コミュニケーション」ができていると感じます。少人数なので、同級生の友達は少ないですが、みんなすごく仲良くしています。 

Q.大学院生活の中で辛かったことや研究する中で大変だったことはありますか?
A. ①本や論文をたくさん読まなければいけなかったので、留学生である私は少し苦労しました。
②大学院の授業は数的には少ないですが、少人数なので、ゼミのような形式になることが多いです。そのため、毎週資料を読んだり、課題をやったり、しばしば発表もあるため、大学院1年生の時はとても苦労しました。 

Q.研究が煮詰まったときは気分転換にどんなことをしていますか?
A. ①友達を呼んで、一緒においしいものを食べたり、辛いことを話し合ったりします。
②海が好きなので、頑張って試験を乗り越えて、友達と一緒に海へ行きました。
③自分が選んだ道だから、どれほど辛くても頑張って乗り越えるべきだと考えるようにしています。 

Q.執筆している論文の内容や受けている授業について教えてください。
A. 自分の研究テーマは「日本の外国語教育」についてです。現在の日本は、「英語教育が遅い」、「受験対策を重視しすぎる」、「コミュニケーション能力が伸びない」などの問題点があるといわれています。それに加えて、「多言語教育が全く進んでいない」という点もあります。それらの問題点を考えて、ヨーロッパの英語教育、多言語・多文化教育のシステムを参考にし、日本、広く言えばアジアの国々のこれからの英語教育や多言語・多文化教育がどうあるべきかを検討していきたいと考えています。
 授業は、自分の研究テーマとピッタリ一致しているわけではないですが、授業を受けることで、たくさんの考えを得ることができるので、とても役立つと思っています。 

Q.指導教員とのエピソードなどがあれば教えてください。
A. 今では考えづらいですが、学部生の頃はコロナ禍であったので、ご飯会等はできなかったのですが、大学院一年生の終わり頃に、主指導教員のクラスの皆さんと一緒に食事をする機会がありました。また、他の馴染み深い先生のクラスの皆さんと一緒に昼ご飯を食べて、しゃべったりしました。 

Q.大学院での学びを通して今後目指したい姿や将来進みたい道などがあれば教えてください。
A. まだはっきりとは決まっていませんが、先生になるという夢を抱いています。 

Q.研究活動をしている日の1日のスケジュールは?
A.
  9:00      起床
  9:30~ 授業の準備
14:45~ 講義を受講
16:30~ 指導教授による論文指導を受ける

Q.大学院生としての1週間のスケジュールは? 
A.
月曜日 休日
火曜日 アルバイト
水曜日 アルバイト
木曜日 講義の受講、論文指導を受ける
金曜日 TAのアルバイト
土曜日 TAのアルバイト
日曜日 課題、修論執筆のための情報収集 

Q.大学院進学を検討するにあたり、どのような不安や懸念点がありましたか。
A. 学費、自分の学力 

Q.学費の工面はどのようにしましたか。
A. アルバイト、奨学金 

Q.本学大学院を目指している受験生へメッセージをお願いします。
A. もし就職に不安や抵抗があるのであれば、進学はもう一つの選択肢にできるかもしれないです。また、学部生時代にできなかったことは、大学院生として実現できるかもしれません。 

掲載されている内容は2024年6月現在のものです。

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