Q.大学院に進学しようと思ったきっかけは?
A.学部4年生になり卒業論文に本格的に取り組むようになった頃から、作品への理解を深めて自分なりの考察を導くことの楽しさを知り、文学研究に興味を持つようになりました。就職活動中でしたが、書き進めるうちにこのまま就職したらいずれ後悔しそうだと思い、ゼミの指導教授や両親との相談の上、進学を決めました。
Q.執筆している論文の内容や受けている授業について教えてください。
A.児童小説作家ルイザ・メイ・オルコットについて、『若草物語』シリーズに見られる彼女の作風の変化やリアリズムの追求をテーマに研究しています。授業はアメリカ文学を扱うものをメインに、イギリス文学の授業もいくつか取りました。分野は違いますが、新しい知識や発見を得ることができるためとても勉強になります。また、東洋大学は「英文学専攻課程協議会」に所属していて、単位互換制度で協定大学の授業も受けることができます。他大学の院生から刺激を貰うことができ、より研究に力が入ります。
Q.大学院での学びを通して今後目指したい姿や将来進みたい道などがあれば教えてください。
A.修了後は民間企業に就職する予定です。残念ながら、文学研究科で得た知識やスキルを直接的に活かせるような仕事ではありませんが、根気強く文学と向き合った経験は必ず社会人になってからも役に立つと考えています。
Q.大学院生としての1週間のスケジュールは?
A.
月曜日 講義、研究
火曜日 TAのアルバイト(半日)、講義
水曜日 大学でのアルバイト(半日)、研究
木曜日 TAのアルバイト、研究
金曜日 TAのアルバイト(半日)、ゼミ
土曜日 休日
日曜日 飲食店のアルバイト、予習
Q.本学大学院を目指している受験生へメッセージをお願いします。
A.進学にあたり、新たなステージへの高揚感と同じくらい不安も感じていると思います。私も入学当初は緊張と不安で一杯でした。実際、学部の時よりも遥かに忙しく大変ですが、次第に慣れてきて自分に合ったやり方やルーティンを見つけられると思います。研究に行き詰まった時は、ちょっと休憩してみるのも効果的です。たくさん悩み葛藤すると思いますが、「もっと研究したい、学びたい」という初心を胸に頑張ってほしいです。
掲載されている内容は2024年6月現在のものです。
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